おいしいプリンが食べたい

おた活の感想などを書きます

刀ミュ 幕末天狼傳2020 感想のようなもの

久しぶりの更新!!!!!!!
現場は7月末に刀ステに1回だけ行けたりはしてたんですけれども、感想書くのは大変久しぶりですね。
刀ミュは歌合ぶりだったので、8ヶ月ぶりくらいかな?やっと、やっと、刀ミュ本丸と再会できて本当に嬉しかったです。

忘れないうちにメモのような、感想のようなものを書きます。
9/22ソワレ、なので一部演出変更があった回です。私はこれが最初なので、見たまま思ったままを書きますが、どこかで今後配信を見て、違いがわかりそうなら補足していきます。
初演の天狼傳は円盤履修な人です。
あおさく大好きゾンビなので隙あらばあおさくの話をします。


↓↓↓以下、ネタバレしかないです↓↓↓














1.舞台セット
めっっっっっっちゃ最高だったんですが?????
観客をあまり入れられなくて収入が減るから演出にお金かけられないみたいな話を聞いていたので、てっきりシンプルな舞台セットになるのかと思っていたらわけのわからんすごいセットが鎮座していてビックリしたし、そのセット、真ん中から割れるよ......?
すご!?!?
代わりに映像演出が無くなってるなあというのはありましたけど、舞台セットのインパクト強すぎて圧倒されてたら一部終わってた、って感じです。
この人むすはじの時も同じこと言ってたな。幕末は舞台セットがヤバい。
今まではむすはじの舞台セットがNo.1でしたが、ばくてん2020がNo.1になりました。本当に素敵。ミニチュアとか出してほしい。



2.初演との変更点

①楽曲について
劇中歌、ほぼ全部変更でしたよね!?
これに関しては、少し前に御笠ノさん×茅野さん×末満さん鼎談記事で「刀ミュは、あおさく辺りからミュージカルらしくできるようになってきた」という話があって(今回のパンフでも似たような話を茅野さんが書かれてましたね)、それがすごく印象に残っていて、たしかに今までは「こっから歌唱パート始まるぞ」っていうお膳立てがあって(それっぽいイントロが流れてきたり舞台上に一人だけ残ったり、とか)歌っていたようなイメージがあるけど、あおさくの時は歌唱がすごく自然に入ってきて(気楽にやりましょ、鶴の一声あたりが特に)結構な驚きがあったんですよね。
それを経験してからの刀ミュ、となると歌唱パートに関しては大幅修正が入るのも納得だな、と。この感じだときっとパライソもすごく素敵だったんだろうな~~!!
初演の楽曲も大好きなので、無くなっちゃったりしていた曲があるのは悲しい気持ちもあったんですけど、新曲が最高すぎたので、なんか、初演と2020は別物だな、というか、いや、一緒なんですけど、一演目で二度美味しさが味わえるというか、そんな感じだな~お得~!と思いました。


---いくつかの新曲の感想---

・加州と安定のデュエット
ディズニー始まったぞ????????
安定の公式設定「ポメラニアンの尻尾みたいな髪」と「天狼」かけてきたのと、加州を「ネコ」と評して安定との対感出してきたのと、あと加州、ネコの中でも黒猫だと思っていて(これは歌詞で触れられていたかは記憶が曖昧)、沖田くんと黒猫の相性最悪なのに加州に黒猫あててくるところ鬼か、と思いました。
あと、あの、加州流司、歌いかたが本当に上手い。
あおさくでミュ鶴を見たとき「場面にあわせた歌いかたが異常に上手いな」と思ったんですけど、加州流司もそれがめちゃくちゃうまい!!!


・堀川くんの「僕におまかせ!」
ディズニー????(二回目)
アイドルじゃん...ミュ本丸脇差はアイドルということでOKですかね?OKです!!
脇差推しとして生きてきて良かったと思った。
脇差大好き。いつか脇差出陣やってください。


・壮大な楽曲にリボーンした「選ばれぬ者」
めっちゃ壮大な曲になっとるーーーー!!!!!
初演の「選ばれぬ者」が大好きだったから、歌詞はだいたい一緒なのにメロディー全然違くて最初唖然としちゃったんですけど、これはこれで......大変よきかと。
というか、キャスト陣、歌詞一緒なのにメロディー別物って覚え直すのとても大変だったのではなかろうか。


新選組の歌
アンサンブルさんも一緒に歌うのが~~~~めっちゃ嬉しかった~~~~!!!!!
私、新選組は藤堂&永倉&原田推しなので、う、歌ってる~~~~!!!!やった~~~~!!!!ってなりました。嬉しい......ありがとう......。


②シナリオの話
・黒猫
初演では「黒猫が沖田くんを唆し、持っている刀(恐らく菊一文字)に宿り沖田くんに力を与え、板橋まで行かせる」という展開でしたが、ここが大きく変更になってましたね。
2020では猫は力を貸さず、推測するに加州と安定に介抱されながら自力で板橋に向かった。
初演では暴れまわっていた沖田くんは、2020ではそんな気力もなく、死にかけの状態でただただ「板橋にいる」だけ。

2020観る前にdアニで初演の復習をしたとき、黒猫の演出がすごく初期の刀ミュ感出てるな~って思ったんですよね。手探り感ある。あつかしだと真剣必殺映像とかがそう。
今回は映像演出がそもそも無さそうだし、ここどうすんのかなと思ったら、イマジナリーにゃんこだった。
そうすると、ネコは「いると思い込んでいるだけで実はいない」と考えることもできて、このネコ(と思い込んでいる)の声はネコじゃなくて沖田くんが持ってる刀から聞こえている声では?などなど思っていたら

「よきかな、よきかな」

何ーーーーーー!?!?!?!?今、なんつった!?!?!?怖いよやめてくれよ、全然よくないわっっっっっっ!!!!!!

え????どういうこと?????
闇落ちした三日月か、通常の三日月か。通常の三日月だった場合、沖田くんを板橋に向かわせた方が良いと思ったってことなの?
板橋に沖田くんを連れてきた加州が「ダメって理性では分かってたけど、気持ちが分かってしまうから連れてきてしまった、ごめん」というような意味の発言をしてました。
これ、「大切な人の死に際に側にいたいと思う気持ち」のことですよね、その前の加州と安定の会話もあることだし。
三日月も同じことを思ったってことなのかな。。
私は「沖田くんを近藤さんの処刑に立ち会わせること」は「歴史解釈の一つ」に収まることではないと思ってしまう...結構ギリギリまで攻めるな三日月も。

3.その他の感想(一部)

①アンサンブル隊士
明確に「藤堂」「永倉」はこの人だよ!って分かる台詞回しになってて嬉しかった、というのと、特に明言はされてなかったけど、一人だけ槍持ってるアンサンブル隊士、ぜったい原田でしょ~~~~ニコニコと思いながら見てました。
あと、あの暗殺者のマスクみたいなやつ(知識の無さ)、うまいな~!って!確かに、あの頃は暗殺したり襲撃したりするときああいうの纏っていたイメージあるし、感染対策にもなるし!すごい良いと思いました!顔あんまり見えなくなっちゃうけど、あれつけてるのも格好いいんだよな~~~~。すごい良かった!

②死にかけの沖田くんと加州と安定
沖田くんは安定のこと、奥沢くんと呼ばなかった、ような気がするんですよね。奥沢くんだと分かっているはずなのに。その後、板橋では近藤さんにはっきり「奥沢くん」て呼ばれていたし。
あの死にかけの沖田くんからしたらきっと「奥沢くん、なぜここに......。あとそこの赤い人は誰」って感じだったろうに何も触れてないこと、沖田くんには安定と加州が人ではない何かだってこと分かってたんだろうなとか思いました。
沖田くんを挟んで立つ二振りがまるで沖田くんの守り神みたいに見えて、すごく心打たれました。

これはただの私の盛大な妄想なんですけど、刀剣乱舞の世界では刀剣男士の存在が「美しい死神」っていう伝承になってるかもな、と思っていて。歴史の転換点に現れる美しい剣士がいて、でもその剣士が現れると重要な誰かが死ぬ、みたいな......。なんか、そういう私の妄想にちょっと引っ掛かってるようなものを刀ミュで観ることができてめちゃくちゃ嬉しかったです。


③長曽祢さんの戦闘衣装に思ったこと
これ、長曽祢さんファンの間では常識だったら申し訳ないなと思ってるし、ただばくてんを見ていてぼんやり思っただけなので怒らないでほしいんですが、長曽祢さんって白地にだんだら、じゃないですか。なんでそこ浅葱じゃなくて白なんだろ、と思って、そんなこと思いながら長曽祢さんを見ていたのがちょうど板橋のシーンだったこともあって、すごく、死装束みたいだなって、思ったんですよね。
兼さんが何回も長曽祢さんのことを「かなしいなあ」って言うのとかも色々考えてしまって、なんてかなしい刀なんだ...ううううう、などと思いました。

④板橋のはっち
全人類そうだと思ってますが、局長を斬ろうとする長曽祢さんにはっちがキレて殴るシーンがめちゃくちゃ好きで!!!
新選組の刀たちって絆が強くて、はっちは輪のなかになかなか入れず少し距離がある、という雰囲気で話は進んでいきますけれど、少し距離があるからこそ「何やってんだよお前は!!!!」って言えたんですよね。
新選組の刀たちは距離が近すぎて、しかも長曽祢さんをリーダーのように思っているところがあるから「長曽祢さんが決めたことなら」って受け入れてしまうところがあるように思って。あつかしを経て成長していた加州ですらおとなしくしてましたもんね。
長曽祢さんもああいう性格だから「やりたくないけど、俺がやらなきゃ」ってなってしまう。そこにはっちは「やらなくていい!!!」って言ってくれるんですよ~~~~;;;;;
語彙力なくて全然うまく伝えられないんですけど、そういう「無理して大人になるな、大切なものは大切にしろ」みたいな?伝わりますかね??そういうの、大好きで(だからあおさくが大好きなんですけど)、このシーン死ぬほど好きです。
はっちありがとう。
あと、この時にはっちが長曽祢さんに語りかけていること、そのまま近藤さんにも当てはまるんですよね。ということに今回生で観劇してやっと気付いた。はっちが長曽祢さんに怒りまくってるとき、近藤さんがハッとした表情ではっちの言葉を聞いていて、そしてちょっと笑って目を瞑って斬られる、んですよ。最後の最後ではっちによって近藤さんが救われた気持ちになるの最高でした。けどはっちはそなこと気付いてないし、きっとずっと罪悪感を持ち続けるんだろうなと思うと、本当にお前は良い子。


4.二部の感想

①新衣装の第一形態
黒~~~~!!!!!これは絶対喪服でしょ!!!!!!と思い初っぱなから大興奮しました。あと、あの最初はペンラを消灯して舞を見守る形式、あおさく~~~~;;;;;;ってなった;;;;
ぱらいそもそんな感じだったんかな;;(中止を永遠に引き摺るおたく)

②一曲目
椎名林檎......?????
林檎さんのライブ見たことないけど、加州林檎にしか見えなかった。な、なに、スタンドマイクis何????どこのUNDEADさんですか??????
そんなのありかよ~~~~最高すぎ......。

その後は息つく間もなく怒濤だったので覚えていることのメモ

・安定&はっち
この曲に限らず、ですけど、全体的に「2010年代のガンダム」って印象を受けました。もしくは「土曜18時のTBSアニメ曲」。(好きってことだよ)
衣装の第二形態、半分着物で「あおさく~~~~!!!!!」ってなった、のは置いておいて、キラキラしていて宇宙っぽさを感じました。私のむすはじ衣装の印象(特に第一形態)も「宇宙」なので、幕末は宇宙ってことでいいかい?

・堀川くんソロ
椅子が出てくる曲は大体けしからん曲と思ってるから、椅子出てきた瞬間ひっくり返ったんですけどイメソン大賞2020だった(イメソン大賞2019はあおさく鶴ソロ)

・兼さんソロと見せかけて途中から長曽祢さんが乱入
兼さん成長したなあホロリと思ってたら、なんかめっっっっちゃ格好いいお兄さんが乱入してきて大混乱した。

・加州ソロ
舞台セットの使い方がすごすぎてSSAにいたのかと錯覚を起こす

・近藤さん&土方さん&沖田くん曲
楓馬くんが元々かなり好きなもので、沖田楓馬めっちゃ良い;;;;;という感情に襲われ続けていた。歴史上の人物も若手の場になってきていることが嬉しいなあ、と。もちろん、ベテランさんもいて欲しいんですけどね!

新選組
アンサンブル隊士も出てきて!!!!!嬉しかった!!!!!!新選組は三人だけじゃないもんね!!!!

・KEY MAN
KEY MANだ~~~~!!!!!!!!!!
嬉しすぎてちょっと声出てしまった。
そっか、そういうのもありなんだな(と思ったのに最後のユメひとつでまた刺される)
タオル、使い方の説明みたいなのあるのかなと思ってたらなんの説明もなく突然タオルが顕現したのちょっと笑っちゃった。

・刀剣男士が楽器演奏するやつ
この辺で脱いだ気がするんですよね。その、席が良席だったもんで、目の前で無造作に脱がれて「いやいやいやいや待って待って待って」ってめちゃくちゃ焦りました。心の準備をさせてほしいし、休憩もください。
で、紐が出てきて紐だ~~~~と思ってたら、縄跳び始まった、のはこの曲でしたっけ???運動会???大演練用の曲か????
安定、二重跳びしてなかった???
縄跳びってそんな難しいものではないと思うけど、学校卒業したらよっぽど意識しないとやらないと思うから(私が今二重跳びやれって言われたらできない自信がある)、普通にすごいな~と思って見ていた。

それから太鼓のバチみたいなのも出てきて、最初獣のポイかと思ったんですけど、どう見ても木製だな、そのまま後ろにある太鼓に当たったら音が出そうだな、、って!!!叩いた~~~~!!!!!刀剣男士が太鼓叩くの解禁されたの!!!!やったーー!!!!
堀川くんはどこかな~~!堀川くんだけ太鼓叩いてない!!!!らぶフェス2018の祇園祭でみんなが叩いてたやつみたいなの叩いてましたね、あれは「摺鉦(すりがね)」って言う楽器なのかな?
脇差だから軽めの楽器なんだろうか、でもああいう単純そうに見える楽器ほど扱いは難しいんだよな~。なかなか良い組み合わせだと思います。

・ユメひとつ
ユメひとつだーーーーーー!!!!!(速やかなる死)


5.最後に

また刀ミュを観に行くことができて、すっごくすっごく嬉しかったです!
久しぶりの刀ミュにずっとそわそわしていて、連休中ずっとフワフワした心地だったし、前日から何回も何回もチケット確認して日時を勘違いしてないか不安になったり、当日出かける前に「財布よし!携帯よし!チケットよし!ペンラ、うちわ、タオルよし!」ってやったり、その全てが久しぶりで地元駅に着いたところから泣きそうだった。
これは刀ステ科白劇を見たときも思ったんですけど、一席飛ばし(+銀劇は一列目と後方のカメラ席周辺がガッツリ潰されてた)の客席はどうしたってガランとして見えるし、マスクをしているからこちらの表情も役者には伝わりにくくて、拍手でしか気持ちを表せないこと、本当にもどかしかった。けど、板の上のみんなはいつもと同じ通り全力でパフォーマンスしてくれて、エンターテイナーだなあって。そして刀ミュは最高のエンタメだなって改めて思いました。こうやって翌日になってもまだまだ魂が劇場にあって、ずっと楽しい気持ちが続いていて、そういうのも久しぶりで。刀ミュやっぱり大好き!!ありがとう!!!