おいしいプリンが食べたい

おた活の感想などを書きます

刀ミュ 村正双騎 感想のようなもの

村正双騎行ってきました~。21(木)ソワレです!

あおさく大好きゾンビですが、そこから江沼に行ったので村正の知識はそれほど、な人。配信見ずに行ったので遅い日程ながら完全初見の人間の感想その他になります。

 

では!ここから感想いきます!ネタバレしかないです!!

 

 

↓↓↓↓ここから先ネタバレしかない↓↓↓↓

 

 

 

あの!最初にこの話していいですか!!もう初日からだいぶ経過してるので結構出回ってる話かとは思うんですけど、これ見てほしい……。

 

これは昨年の初秋に京都の源光庵に行った時に撮った写真なのですが……!!が!!!あの!!!!マジで劇場入った瞬間から「え!?」だった。ずっと「え????源光庵だよね???え????」てなってて、いやもう開演前から大混乱でしたよ。

源光庵のこの窓って確か仏教っぽい名前付いてたよな~なんだっけな~と思いつつもスマホがドコモなので電波死んでて検索できなかったのですが、終演後に調べたら丸い方が「悟りの窓」で大宇宙を示し、四角い方が「迷いの窓」で人間の生涯を示している、と。

あとこれは開演3分前に思い出して頭を抱えたんですけど、この窓がある空間の天井が所謂「血天井」になってまして、源光庵の血天井鳥居元忠が討死した伏見城の床なんですよね……!!源光庵行った時に(にっかり単騎履修後だったので)あああああと思いながら血天井を見上げたのでした。

いやもうこれ絶対三百年からのあおさくからのみたいなやつじゃん!!信康様の死がどうのとかなりそうじゃん!!!ていうかこの舞台装置を見せてきて、かつ、この時期に村正と江の公演を同時にやってるというのはやっぱりあおさく再演あるのでは……稲葉先輩来るのでは…………。始まってもいないのに情緒が終わっている。

 

という気持ちで幕が開けた第一部。

いや~~~面白かったです……!

何かにいくつもの意味を持たせるのうますぎてずっと「ほーー!!」ってなってた。

 

村正と蜻蛉切。四角と丸。窓のこちら側とあちらがわ。秩序と混沌。

丸と四角が重なると万華鏡の形になるっていうのも、なるほど!と。そして万華鏡って美しいもの、綺麗なもの、というイメージだったけど双騎では「混沌」の象徴みたいな扱われ方でそんな見せ方があるんだ、と目から鱗でした。

少しのゆらぎで見えるものが変わり、美しいけど危うい、とかそういうことなのかな。そしてそのたくさんの無秩序な欠片を内包しているのが万華鏡であり、「妖刀村正」という大きすぎる逸話=「妖刀村正」へ向けられる数多の人々からの思いを抱えて存在しなければならない千子村正、といったところでしょうか。

ステ単独行では「どんな信長も受け入れる!!」なんて言っていた信長がいましたけど、村正は自分の中にある逸話(呪い)をコントロールできてない状態なんだな、と解釈しました。

蜻蛉切は村正に寄り添ってあげたいけどなかなか一線を踏み越えられない。

そんな中、村正と蜻蛉切は夢と現の狭間で自分とお互いを見つめ直すことでお互いが「同じ村正である」ということの真の理解に至り、村正は呪いをコントロールできるようになり、蜻蛉切は本当の意味で隣にいられるようになって、二人とも修行に出る、というお話だったのかな。

言葉にすると陳腐だけれど、村正は「自分は孤独ではない」と気付き、蜻蛉切は「自分の中にも"村正"がある」ということに気づいた。

村正の"呪い"というのは便宜上そのように書いてますけれど、意味合いとしては「村正が刀剣男士村正(逸話を拠り所に生まれる存在)であるがために自分の中にある妖刀の逸話、に向けられる数多の人々の感情」という感じです。自分でもコントロールできない情動が自分にくっついてしまっている、みたいな。

話が飛び飛びになりますが、廃墟みたいな森で村正が彼岸花を歌うところ、後ろのダンサー?さん達が千手観音やってたけど、それは村正の紋の千手観音的なものだけじゃなくて、彼岸花の花びらも表してるんだな!!って思って!!あそこめっちゃ好きです~~。

それからちょうど小説の「鹿の王」(上橋菜穂子)を読み直した直後で、小説の中で「人は森みたいなもの」という話が出てきたんですね。その小説では、「人の身体は森のように広大で複雑で全貌を掴むことは不可能に近い」、みたいな意味だったのですが、人の身体を持ち、心を持った村正が、荒廃した森で己の中の心に振り回されてるというのが、なんか、すごくその鹿の王の話を思い起こさせて良かった。

最終的にあの地に色とりどりの花が咲くっていうのもね!とっても素敵であそこはちょっと泣いた。

蜻蛉切の方は、自分にまとわりつくものを振り払おうとしている描写があり。蜻蛉切は村正との対比もあり「秩序」として描かれていたけど、そんな蜻蛉切にも「無秩序」はある。長い布みたいな感じて表現されてた気がする(んだけど記憶が曖昧で自信がない)。刀剣男士蜻蛉切の本体って布がぐるぐるひらひらしてるから、本体からしてみれば、正に物理的にまとわりつくものがあるんだよな!!なるほどーー!!と膝を打った思い出があります。

で、そんな無秩序もまた自分の一部であると認識した蜻蛉切は真に「俺も村正だ」って言えるようになった。単に刀派が一緒という意味ではなく、「千子村正」と同じように自分もまた自分の中に混沌を持っているのだ、という。

そのあとの円と四角のモニターターンで、円の中に無秩序な線が現れてくるのは秩序と無秩序を持つ蜻蛉切って表現だな!?と思いましたが合ってんのかな。

そのあと繭玉で、でもこの時はもう完全に蜻蛉切がシン・蜻蛉切になっていて(言い方……)、なんか、村正への声のかけかたヤバくなかったですか!?!?完全に彼氏だった。声が優しすぎる。蜻蛉切そういうところある。

で、村正も孤独じゃないと気づけて、お花畑が広がり、呪いも制御できるようになってめでたしめでたし!という流れだった気がする。端から記憶を無くしていくので変なこと言ってたらすみません。

 

二部の話ちょっとだけ。

日替わり?なのかな?は、村正の「脱いで魅せまショウ」と蜻蛉切のサンバでした!!!

実は会場入りする前にごはん食べてたら近くのテーブルに座ってた審神者が「今日の日替わり多分サンバだよ」って言ってたのか聞こえてしまったので、なんかヤバいやつ来るんだなと思ってはいたんですけど、てっきりブラジルのサンバを想像してたので想像してたのと違うやつ来たwwwwwwwwとなってました。めちゃくちゃおもしろい。途中で出てくる村正のかわいさ!!!!

あとーー客降り!!客降りする時にオペラグラス越しに蜻蛉切と絶対に目が合ったという記憶を書き記しておきます。絶対に合った。

あと、「みんな歌ってー!」のところで蜻蛉切にめっちゃ近付かれて歌うことをお願いされてるお姉さんいて、命、無事でしたか????

蜻蛉切のファンサといえば、あおさくの時に数席隣の通路側のお姉さんが蜻蛉切に跪かれてたやつがヤバすぎて忘れられないんですけど、ほんと、あなた、そういうところある!!!!蜻蛉切様!!!!!あと蜻蛉切、目がすごいでかい。そんなでかかったですか???キラキラしていた。

 

 

 

おわり!!