おいしいプリンが食べたい

おた活の感想などを書きます

刀ミュ 花影ゆれる砥水 感想のようなもの(ネタバレしかない)

行って参りました!5/7ソワレ 東京千秋楽です。

TDCに入れないことが辛すぎて見切れ席で入っているので、一部見えておらずほわわんとしてる部分がある可能性があります。(理解に支障が出るほどの見えなさではなかったのでそんなに問題はないと思います)

考察ではなく思ったことを取り留めなく書いてるだけです。長め。

ネタバレしかしないのでご了承ください。

 

 

 

 

こっから先ネタバレしかない!!!↓↓↓

 

 

 

の前に、この記事書こうとして、江おん感想書いていないことに気づいたのですが、ちゃんと見てますのでそれ踏まえての感想になります!江おん、めちゃ個人的なことなんですけどこれだけ言わせてください。

「サブタイ(八犬伝)が発表される3ヶ月前に河出書房新社の文庫の南総里見八犬伝 上下巻読んでそこそこ八犬伝に狂ってた江のオタクだったので死んだ」

 

サブタイ発表された時、友人達にめちゃくちゃ笑われました。はーーーマジヤバだったな……江おん…………。毛野ちゃんの設定そう持ってくるとは思わなかったし、道節は豊前にやってもらいたいと思っていたし、私が八犬伝読んだときに感じた色々なことに余すことなく触れてくれていて篭手切大先生……!ってなりました。本当に嬉しかったよthank you

 

江おんの話、終わり!こっから花影いきます!

鯰尾最推しの粟田口のオタクで(来派のオタクで江のオタクで)す。

初見なるべく現地派なので、配信は見ていません。

 

・カゲ(小竜くんの話多め)

初っぱなから核心で申し訳ないですが、そう来たか!と。

今回、刀剣男士以外の配役が事前に出ていた、けれどもあんまり深く考えていなくて(というか私にとっては遂に粟田口が来た=ミュ鯰尾来るか!?が最優先事項だったので)、ほー…カゲねえ……影打ちかなあ…くらいにしか思ってなかったんですよ。

銘がなく本阿弥家に鑑定されて「江」と言われている刀達が「善と悪(名物とそうでないもの)の境界って何」って話をやった後に本阿弥公徳出てくる物語持ってくんのヤバすぎ、怖ーーは思っていた、けれども!

そうですか、豊臣秀吉とカゲと一期一振と失われた記憶、なるほどなるほど!!!!なるほど!!!

そこを主軸にしつつ、写しがいる長義と長田小竜を持ってくるヤバさ!!気づきませんでした!!!!

長田小竜の回収こんなに早いと思わなかったよ(頭抱え)

みんな思ったと思いますけど、私は花影見ている間ずーーっと歌合の小狐幻影抄を思い出していたんですよ。あれ、本当に天才の所業だと思ってめちゃくちゃ感動して。だから、江水を黒小竜くんが担当した時も、きっとこの黒小竜くんも今後どこかで生かされてくるんだろうな、とは、思っていましたけれど!!!回収が早い!!!!!(二回目)

もーさー、長田小竜くんさ、ずっと微笑みを浮かべているんですよ。あと彼だけがするっと「一太郎が俺たちの一期を侵食していっちゃうんじゃないの」的なことをすーぐ言おうとする。

長谷部と長義はカゲが一期に成り代わることを悪だと思っていて、大般若は決めかねているような(というか自分が決めることではないというような「なるようになるさ」な印象を受けた)雰囲気で、鬼丸は一期を連れ戻せると思っている、というのが今回のみんなの立ち位置だった気がする。

そんな中、一期が成り代わられてしまうことを何とも思ってないような小竜の振る舞いは明らかに異質でしたよね。でも、長田小竜はカゲに助けられた経験がガチであるので、カゲのこと全然悪いものと思ってないんだろうな。というか小竜くんがカゲに関する話をするたびに我々にはすべてがダブルミーニングで聞こえてしまうので情緒えらいこっちゃだったよ、助けてくれ。

小狐幻影抄はあの一話を通して北園丸と岩崎丸が一つに戻りました、っていうのを表現していたけれど、今回は小竜(だったかな)が「歴史は川の流れのようなもの。カゲが真作と言われたとしてもその内大きな流れに取り込まれて真作と一つになる」みたいなことを言って、あ、ここで黒小竜くんと一つになったんだ…と。

今回の小竜くん、「一期を取り戻す」っていうメインの軸にはそこまで絡んでないと感じたけれど、なんだろ、なんか、小竜くんの一挙手一投足が我々に与えてくる影響がでかすぎて参ってしまった。あとずっととろけるような蜂蜜色の微笑みを向けてくるの本当に勘弁してください、あれで恋に落ちない人がいるんですか、いません。

 

・粟田口

ゲームリリース当初からの粟田口推しの身としては、もう、念願で…!!えーーん嬉しーーー;;;からの序盤から奈落に突き落とされて「え?」てなった。主が「一期一振をよろしく頼みます」とか言っちゃってさ!!!そう言われた刀が無事だったことがあったか!?無いです!!

大坂城で焼かれて記憶がない、という話、他のメディアミックスでもそこを掘り下げられたことってほぼ無いんですよね何故か。花丸二期のずお&ばみ回くらいかな(号泣しながら見た)。

だから、まさか刀ミュでそこをこんなに取り上げられてくれるとは思わなかった、嬉しいです、ありがとう;;;;

記憶がない、というのは「隙間」で、その隙間にカゲが入り込んだ構造、とても面白かった。

芸術ってどんなジャンルでもそうだと思っているのですが、芸術の良し悪しや真贋って何で決まるの?という話。これは個人的に物心ついたときから現在までずっと抱えている疑問で、だからこそ今回カゲの初登場が「真贋鑑定中の曖昧な存在」だったの「その手があったか!」と膝を打ってしまいました。

真贋紙一重の話は後述するので置いておいて、粟田口に話を戻します。

あのですね、いち兄がですね、すーぐ「弟たち」って言うんですよ!!!弟いるんだね!?!?いつ出ますか誰が出ますかーーーー今後も粟田口来るってことでよろしいか!?

はーーもーーー本当に楽しみだよ、弟たちに会わせてくれ頼みます。

一期一振豊臣秀吉、焼ける、ってなると私はどうしてもなんでいち兄の隣にいるのが鯰尾じゃなくて鬼丸さんなんだろ、と思ってしまうのだけれど、原作の回想でずおが「ここをやり直せれば」って呟いたのに対していち兄が嗜めるじゃないですか。今回の話を思うと、これを経験したいち兄だからずおを窘められたのかもしれない(どうしても今後のミュずおを諦められないオタク)た思ったり。

鬼丸さんが、一期の真贋の真実を言うか悩んでる光徳の元にふらっと現れてちょっと言葉を交わして、なシーン。あれもすごい良かったなあ。鬼丸さんは北風と太陽だと太陽だなあって思った。別にどうしろとか言わないけど、最終的には光徳は真実を告げるし俺たちの一期は戻ってくる、というところまで見えてたんだろうな~と思う。

長谷部が大騒ぎして光徳の所に押しかけて刀の姿の一期にワーーーッと話しかけてダーーッと帰っていったこととの対比よ。(長谷部らしくてすごい好きだけどね!)

本丸にはいち兄が大切に想っている弟たちがいるんだから、帰らないわけなくない?くらいの余裕が見られて最高でした。

あと鬼丸さんの歩き方好きだったな。大典太と似ているように感じたので参考にしたのかもしれない。同じいかつめ天下五剣として。

あと2部の話していいですか!?粟田口ペアで歌うのは予想してたんですけど曲調予想外すぎたし、いち兄のドスのきいた声!!聞きました!?!?お、おま、そっちなんかーーい!!!!!なんか、もっと、穏やかで優しく儚くみたいなの予想してたらあまりにも鬼丸さんと共鳴しててひっくり返っちゃった。めちゃくちゃおもろいです、最高。

いち兄って基本的に「お兄ちゃん」なのに、今回は弟がいないから「ただの一期一振」が見れて新鮮だったな。

 

・真贋紙一重の話

ウーーーーーこの題材大大大好きマンなので超楽しかった…!!!

あおさくで明石が「名物だから助けるのか?」と話してから刀ミュでちょこちょこ登場してくるこの話題。この話題に最適なのは江なわけですけど、それを一期でやるとは~。

でも一期の由来が「一生に唯一振」だから、言われてみれば最適な刀ですよね。「これしかない」ことを証明することの難しさ。悪魔の証明

一期一振に限らずだし、それこそ雲くんとか分かりやすい気がするけどモノの価値は不変に見えて、いとも簡単にひっくり返ってしまう。秀吉が「わしは一期一振が欲しい。わかるな?」って言ってたのもあからさまでしたよね。別に一期一振であることを証明しなくてもいい。一期一振だと、日本一の目利きである本阿弥光徳が宣言してくれればそれが一期一振になる。

すぐ江の話しちゃうけど、江ってマジでそれだな(言ったもんがち)とずっと思っていたから、あーやっぱそうだよね、そう思うよね!そこ言及してくれてありがと!となりました。

「線を引くな」「白と黒の中には赤や青もある」等々の話に加えて「紙一重(瓜二つ)」が追加されて、この話は結論があるわけではないからぐるぐる繰り返されるんだろうけど、ぐるぐる考えるの好きマン、嬉しかったよー。

 

・本阿弥光徳

やーーーすごかった!!!唐橋さんということで楽しみにしてたけど、本当にすごかった。演技のレベルが違いすぎて、なんか、一人だけめちゃめちゃレベル高くて感動してしまった。

舞台役者の発声方法ってあるじゃないですか?なんか、いや、基本は同じなのかもしれないけど、唐橋さんの話し方全然違いましたよね??あんなに囁くように話してるのにくっきり聞こえるの何が起きてるんですか???すごくない????仕草もさあ、あまりにも自然かつ説得力があってすごかった。語彙力なくて申し訳ないけどとにかく本当にすごくて、ひれ伏しました。

こっから光徳自身の話。

光徳が傑作に手を入れる(摺りあげる)ことへの畏れから、真贋を偽ってしまう、というのが今回の話の要。

この摺りあげることへの拒否感、現代人としては理解できるのですが、前に刀の本で「自分の身丈にあったサイズに摺りあげるのは、"名刀をオーダーメイドしている"感覚」みたいなのを読んだことがあって、だから摺りあげるのは当たり前、みんな自分サイズの名刀を持ってニコニコしたいんだな~という認識だったから結構意外だった。光徳はあくまで「刀オタク」だから一般の人と考え方が異なるってことなのかな。

ここまで書いて気づきましたが、自分の判断が世界に影響を与えてしまうのってめちゃくちゃ怖いことで、でも光徳は今までずっと「ただの刀オタク」として生きていたからそこに気づいてなかったのかもですね。一期の真贋を偽ったあとに「あ、やっぱり摺りあげなくていいや」って言われたときの恐怖たるや。そこで彼もやっと自分が何をしてきたのか気づいたんだな、きっと。

今回の事件?を経て、光徳のスタイルは「お刀様の声を聞く」から「お刀様の声なんて無い。そんなものは自分の心が生む自分の欲の声だから、ただ目の前にある刀を(物理的に)見ることが肝要」に変わりますよね。ここ、「あ、そういうことね!」となりまして。

イッチバン最初に子供光徳が出てくるシーン、あそこで光徳は「お刀様の声を聞いた」と言ってますけど、絵面がとても禍々しかったので、私、あの時に響いている声は時間遡行軍の声なのかと思っていて、でも光徳が「お刀様の声」って言ってるから、てことは稲葉パイセンみたいに堕ちかけてる刀の声なのか…??でもって光徳は共鳴しかけてるんか??となり、ついでに「お刀様の声」がどう聞いても唐橋さんの声でござるな……今回唐橋さん遡行軍のボス役なのか???どゆこと????と思ってたんですよね。

だから「お刀様の声じゃなくて自分の声」っていうのは、理解ーーー!!!!!でした。理解!!!!素晴らしい回収👏👏👏

私はまあそれなりにコラボ展示で刀を見に行ったりするんですけど、その時は刀を通して刀剣男士を想像するタイプなので(そういう人は多いと思ってる)、なのに「ただそこにあるモノ(物理)を見ろ」って言ってくる公式おもろいなと思いました。

 

・その他1

刀剣乱舞」「影打ち」っていうと私が真っ先に思い浮かぶのは蛍なんですよね~~。(蛍is万年近侍の審神者)

蛍って実物は行方不明で、写しが作られて、その写しの影打ちをにとろが持ってて…っていう、なんか、なんかさあ!!!私は粟田口と江と来派のオタクなので、なんかさあ!!としか言えないんですけど、明石のお話まだですか!?!?勝手にどんどん期待値高まってしまうよ、だって今回のお話あまりにあまりじゃん……。私は写しの蛍も写しのカゲの蛍も愛しているのですが…………。どうですか明石(どうですかとは)

 

・その他2

2部の長谷部あまりにも韓流アイドルでわろた。ソロ何あれ!?!?!?スタンドマイクビックリしすぎてめちゃガタッてなったし、その後スーーーッて前に出てくんのおもろすぎた。

長谷部推し大丈夫なんですか生きてますか???あんなん恋に落ちない人いなくない???

水江長義が歌うまなのは覚悟してたけどお前もかーー!!!なんですかあれ。一部の最初にちょぎと出てきて歌うやつも絵面美しすぎて「は???」てなった。

あと一部のどっかで、あからさまなミュージカルイントロかかって、舞台上にいた四人くらいで歌うのかと思ったらみんな捌けていって真ん中から長谷部出てきたのもおもろすぎてめっちゃ笑いました。Mステ見てんのかと思った。

 

・その他3

今回は長船3+縁のある刀3の構成だったわけですけど、なんか、なんか、すごく、ホストみがありロイヤルみもあったので、勝手にロイホ組と名付けてしまったよ。いやあれ恋に落ちない人いなくない!?!?(何回目だよ)

鬼丸さんがパンクだからなんとか平静を保っていられるけど、基本的にみんなホストでロイヤル……。あ、大般若はおっさんで良かった。

2部のMCの日替わり?で小竜くんのラジオ番組(すごい文字面)に突然ジングル歌って乱入してきたのおもろすぎました。あいつやべーぞ。

 

終わり!