おいしいプリンが食べたい

おた活の感想などを書きます

結びの響き、始まりの音感想~刀剣男士について~

刀ミュの感想、キャラサイドです。

考察得意ではないし、今回の出陣刀剣は我が本丸ではあまり育てていない子達なので、本当にただの感想です。
キャラによって文章の長さに顕著な差があるのは許してください。


陸奥
今回の刀剣男士の中では断トツで気になったし闇を感じました。
うちの本丸でほぼ触ってないので(ごめん)、既に1億回くらい言われてると思いますが、思ったことは「銃は剣より強し、と言ってる本人が剣である矛盾の闇が深すぎ」
え?ヤバくないですか??存在が矛盾してるじゃないですか。
あつかしでは今剣が己の心の在り処と己の役割の矛盾に悩んでましたけど、むっちゃんそれどころじゃないですよね、自分の存在にまず矛盾を感じざるをえない。
しかも、それだけじゃなくて今回ははぐらかされてましたけど、彼は主の死を刀であった頃に既に目の前で見て接しているわけで。むっちゃんは「あの時はモノだったからよく覚えてない」とか言っていたけど、絶対覚えてるじゃないですか。土佐弁強くてあんまり聞き取れなかったけど「(龍馬の死について)流す涙はもう枯れ果てた」みたいなことも言っていたような・・・。
今回の時点でミュ本丸むっちゃんは「前の主の死」と「己の存在の矛盾」をもう乗り越えていて、もしやお主隠れて極めているのでは??くらいの気持ちにはなりましたので、ぜひともむっちゃんの過去話が欲しいものです。
一番最後の新撰組の子達が修行に出るときの歌、新撰組→巴&むっちゃん、で歌っていて、巴とむっちゃんはもしかしたら&ではなくて分かれているのかもしれないけど、とにかく新撰組とむっちゃんは明確に別の次元にいることが示されてるんだろうなと思ったんです。
「これは物語の序章」って言ってるけど、その意味が新撰組とむっちゃんと巴では違うんだろうな、と。
そんなところからも他の子達とは違うっていうのを感じたので過去話をください。(しつこい)
長曽祢さんと昔は対立気味だったけど今は仲良し、っていうのも具体的なエピソードをください。

むっちゃんが全体的に「何かを乗り越えている」オーラをバンバン出してきていて、ラストも勿論なんですが、ちょいちょい「刀の時代は終わった」だとか、土方さんのことを「刀に拘っている時代遅れ」って言って安定をカチンとさせたりだとか、そういうところが大変に自己犠牲的で、「龍馬が命を懸けて創った新しい世界を守りたい」という気持ちをひしひしと感じるというか。うまく説明できないんですが。
なんでそんなこと言えてしまうんだろう、って何回も思ってしまうんですよね。
兼さんが言っていた「お前はいつだって正しいよ」がほんとそれ!って感じで。
むっちゃんは正しい。残酷なくらいに正しくて、だからこそ本心が見えなくて怖いなって思いました。
もっとむっちゃんの話をください。

話は変わるけど、舞台だと常にむっちゃんの全身が見えるからシッポふさふさしててかわいいなー!って思って!!2部とか驚きの可愛さだったし、ダンスの踊りかたがなんかきゅーーーと!でした!
あと土佐弁予想を上回るキツさだったので、円盤とかで訳を入れといてほしい・・・。




最高すぎた・・・・・・。ミュ本丸の薙刀に心を奪われがちです。あまりにも最高だった。薙刀コンビが同じ空間に揃う未来があったらそこで死んでも悔いはないよ。早く岩融とお話をしてほしい・・・・・・。
2部の日替わり、私が行ったときは1日目石切丸2日目三日月だったんですけど、岩融の時もあったのかな~~~~!?円盤に日替わり収録してほしいな、無理かな、してほしいです。

刀剣男士の中でも「物語」によって形成されてる部分が多めな幕末の刀達に対して、物語を持たない巴、という対比。それ自体はずっと指摘されていたことだったけど、改めてこの編成にしたのはほんとセンスいいわ~って思いますね。

最初の審神者との対話で「彼等は我等とはちがう」って言ってたけど、我"等"ってなんでしょうね。
巴は我が本丸にいないので聞きかじりの知識しかないですが、巴形薙刀と呼ばれる型の薙刀の集合体として巴が存在しているのなら、巴の中には数多の意志が存在しているの・・・?賢者の石じゃん・・・・・・。
これに関しては全く分からないので追々明らかにしてほしいところです。

巴の良いところは「物語がない」ことをコンプレックスにしてないところかなと思っていて、巴を見ていて強く思い出していたのが元薙刀でもある骨喰。
ばみちゃんは物語の記憶がないことをコンプレックスに思っているけど、巴は物語がなくても「これから作れば良い」って思っていて、この二人をお話しさせたい・・・!!!と強く強く思いました、ので早くうちの本丸にも顕現してください。
巴は生まれたての雛みたいで、なんかちょっと浮世離れな感じだけど悪意はなくて、真の純粋さを保って生きている。感情に振り回されがちな新撰組の刀達を冷静に見て声をかけてくれる。だから新撰組とのバランスがめっちゃ良い。
最初の方で堀川にむっちゃんと兼さんの任務中の様子を伝えるときも、会話に無駄がなくて洗練されてて、シンプルな美しさがあるというか・・・。あそこのシーンとても好き。

そしてそんな巴だからこそ時間遡行軍に対して1つの仮説を立てられたんですよね。あの仮説がミュの世界において唯一の解、ってわけでは無いと思ってますが、今回に限って言えばきっと正解なんでしょうね。最後に時間遡行軍の前に立ちはだかった時の巴、微動だにせず舞台装置の回転と共に現れて、ラスボス感半端なかったけど本当に美しかった。
時間遡行軍を三体倒したあとに、最後の一人を他の二人の元に運んで?あげるところ、巴にとっては何の意図もない動作だったのかもしれないけど、私には「三人一緒に寝かせてあげたい」って思ってるように見えて一人でおいおい泣いてました。

2部、2部はほんと、ほんとに心囚われてばかりでしたよ!!!!!すべてが最高でした(語彙力)
丘山さんのこと、アメリカ帰りくらいの知識しかないし、ダンスも詳しくないけど、なんか、ダンスからパフォーマーみをすごく感じました。なんというか、メインとダンサーというのではなく、ダンサーに完全に溶け込んでいるといえばいいのか・・・。調和がとれているというか。
あと「決めるところはここ!」みたいな強い意思を感じる踊り方で~~~なんかもうほんと好き・・・って思った。
2日目はコーレス担当が巴で、巴に「誉ぽんっ!」って言ってもらったこと一生忘れない。


堀川
生堀川くんは今回が初だったので、キャス変がどうのという気持ちは全然なくて、逆に全く違和感を感じずに見れたのすごいな、阪本さん頑張ったんだろうなと思っています。
今回は同じ土方さんの刀と言えど兼さんにスポットが当たっていたので、堀川自身の葛藤はあまりなくてあくまでも「兼さんのお手伝い」としての堀川の要素が多めだったな、と。
知ってたけど堀川は兼さんが好きすぎでは????知ってたけど!!!兼さんの堀川に対する信頼も半端なくて、でも今回先走った堀川をちゃんと叱っていて(その叱り方がわりと甘いのもミュ兼さんだなと思うけど)、良いコンビだなと思います。
あと歌。阪本さんを役者でなく歌手として先に知っていた人間なので、結構楽しみにしてたんですけど、やっぱり安定感あって!!良かったな~~~~。
2部はソロもあって!!サビのところの歌い上げ方があまりにも素敵で、思わず息を呑んで胸に手を当てて興奮してたら隣にいた友人に「突然心臓を押さえ始めてて、完全に救急車が必要な人だった」と言われました。いやでもすごかったんだって・・・。


兼さん
兼さん頑張った!!!!今回の誉はあなたです。
天狼傳で「俺だって最期まで一緒にいられたわけじゃねえ」って歌っていたのに・・・!!
兼さんの葛藤はあまり言葉では語られないので、彼がどんな気持ちだったのかは本当に想像するしかないんだけど、でも想像ができない。全然想像できない。
それくらい壮絶なことと向き合わなければならなかった兼さん、最後にやっぱり無理だって崩れた兼さん、兼さんが最後に土方さんを殺しても殺せなくてもどちらの兼さんでも主も土方さんも彼を受け止めただろうし、私も結論がどちらでも納得しただろうなと思います。
活擊の兼さんだったら殺したかもしれない。でもミュの兼さんは殺せない兼さんで、でもそれは逃げでもなんでもないことはちゃんと分かってるから。ちょっと上手く言葉にできないから2部の話をします。


己に牙を剥け~~~~~~~~!!!!!うわああああああ;;;;;;;;;;;;;
なんかもうイントロ始まったときから「うわめっっちゃ聞き覚えがあるし大好きな曲っぽいの来たけどWMで聞いた記憶がない・・・ということは真剣乱舞さ・・・・・・(蘇る大倶利伽羅の記憶)・・・獣道~~~~~~~~!!!!!!!」って感じでしたね。
真剣乱舞祭の獣道マジでうっかりモニターにでかでかと映し出される牙を剥いた大倶利伽羅を見てしまったために記憶が全部飛んでしまって、、、まさかここで再び来るとは、、、、満身創痍だよ。
兼さんが土方さんと楽しそうに拳を合わせるか何かそんな感じのことをしているのを目撃して死んだ。
あれってあつかし再演でもやってくれるかな・・・。今までの感じだと2作で共通の誉歌だから、もしかしたら来るかな、というか岩融に牙を剥いてほしいだけなんだけどね。
獣道死ぬほどかっこよかったし、巴とのお歌は「(中の人的に)最年少と最年長~~~~!!!ヒョーーーー」って思いながら見てた。
あと引くくらいスタイルが良くて同じ人類とは思えない。逆三角形!!!!!って感じ。有澤くんが兼さんで良かった。かっこ良くて強い。


長曽祢さん
天狼傳を経て成長した長曽祢さんは安定感がぱないの!って感じでした。
むっちゃんと仲が良いというかお互い口に出さないけど絶対的な信頼を築いてるところがすごくグッと来てたので、だからむっちゃんとの過去話をな、頼むな。
堀川救出の時に投降する策を提案してリーダーとして振る舞って、そういうとこが、安定も言ってたけど近藤さんぽいよね。近藤さんより頭も良さそうだからものすごい安心するし(失礼)
そういえばむっちゃんが近藤さんに謝って「なんでお前が謝るんだ」って言ってたところ、私もなんで謝るのかさっぱり分からなかったんですけど私の理解力が足りないのかむっちゃんが何かを隠してるのかどっちなのかな???
そのあとやたらと長いこと笑って退場する長曽祢さんも気になったんだよな~~~~。あのシーンなんだったんだ。

2部は安定のパフォーマンスっぷりで!!!宙返り見れたの嬉しかったな~~。あの棒をカッカッてやるやつ(語彙力)見てて面白かった。毎回新しいアイテム投入してくれるの「常に進化していく」っていう心意気を感じて大変好ましいです。


安定
いやもうかわいい。安定かわいいね、びっくりする。「出番だね、了解」の立ち姿がただの立ち絵の再現のはずなのにめっちゃかわいくて毎回動揺していた。かわいい。容姿が良すぎて見ていて全く飽きない。
あと彼はお酒強いんだか弱いんだか分かんないですね。酔うのは早いけど冷めるのも早いのかな。宴の終盤でも普通に起きて普通に会話をしていたから気になった。
今回の安定は「支える側」に回っていて、安定ってそういうことできるようになったんだなーと。加州がいないと甘えられないのかもしれない。
印象的だったのは安定がソロで歌ってるところで「選べなくてもいい」って歌っていたところで!前はあんなに選びたい、選べないのは嫌って言ってたのに!!いい意味で前向きになったんだろうなと思いました。
全体的に明るめだったからこそ、むっちゃんに土方さんは時代遅れって言われたときの怒気を孕んだ声にビクッとしたし、あそこはもうちょっと考えられる余地がある気がするんだよな~。頭が足りないのでこれ以上深められないのが悔やまれる。そういうの得意な人あそこのシーンの解釈を頼みます。
パンフで鳥越くんが「刀ミュを見終わったあとに2部良かった、じゃなくて、1部良かったって言わせたい」って言ってたけど、それは成功してると思う。少なくとも私は1部の印象が強すぎて2部が1部を越えなかったよ、初めて。

2部!かわいい以外に言いようがないんだけど、場の回し方めっちゃうまいね!!って思った!適度に盛り上げたり切り上げたりするのが本当にうまい。加州に習ったの??本当に笑顔がかわいい。笑顔が素敵なのは良いこと!


時間遡行軍
ついに描かれてしまった・・・!時間遡行軍については色んな想像が当初から繰り広げられてきていて、今回刀ミュを見て、多分正解はないんだろうなと思いました。今回の件で言えば恐らく巴の見立てが限りなく正解で、でも例えばあつかしだと私は歴史上の人物が時間遡行軍になった、っていう見方もできると思ってるんですよね。
正解はなくて、でも多分「何かしらの強い想い」が時間遡行軍を生んでるんだろうな。
今回は物語を持たない刀が、って話でしたけど、観劇していて、これは完全に私の妄想だけど、一連の戊辰戦争の中で死んでいった武士達が扱っていた名も無き刀達が時間遡行軍へ変異していったと考えると熱いな!!と。
箱館戦争の時には無念の思いで散っていったたくさんの刀がたくさんの時間遡行軍になっていたのではないか?と思うとたまらない・・・。
時間遡行軍が飲食をすること、睡眠をとること、命があること、全部全部想像したことがなかったので、時間遡行軍も生きてるんだ・・・というのは新鮮な驚きで。そう考えると愛しく見えてきちゃうんですよね。つい応援してしまうし、彼等の最期は号泣だったし、でもちゃんと、理解してくれる巴に最期を看取ってもらえてよかったね。
今後のミュでどう描かれるか、あと、ステでもどう描かれるかとても楽しみです。