おいしいプリンが食べたい

おた活の感想などを書きます

パライソと江水

パライソ円盤見て、そのまま江水アーカイブも見て、思うことがあったので載せておきます。
振り返りたくなった時に見るための自分用のメモです。


パライソは「放棄された世界になることを防いだ話」で、江水は「放棄された世界になることを止められなかった話」。
鶴は放棄された世界にさせないために、小さなことでも「史実」とされている事を徹底して再現した一方で、江水は「細かい違いは見守っておこう」として、その「細かい違い」が縒り集まってどうにもならなくなってしまった。

江水は何で失敗してしまったのか考えていたのだけれど、恐らく小竜くんの使い方を誤ってしまったからかな…。
小竜くんは井伊直弼に縁のある刀なのに井伊直弼の側ではなく松陰の側にいることを選んだ。江水で決定的にまずかったのは、会沢正志斎が本来の思想ではなくなっていたことだと思っていて、でも小竜くんの松陰についての知識は「こういう事実があった」のみだったから、中身が変わっていることに気付かなかった。これが井伊直弼の側にいたら違ったかもしれない。「こんな考えの人では無かったはず」と気付けたかもしれない。
その点、パライソでは鶴が自分が正確に把握しきれていない部分はきちんと松井に確認していた。もちろん自分でも相当調べてたんだろうけど。
大包平は一通りさらっているような印象は受けたけど、細かく調べていたわけではないからやっぱり気付けなかった。前にまんばのバイトは全てその時勢のニーズに合っていたもの、と呟いていた人がいて、ということはまんばは相当調べてたんだろうね。

ミュとステの違いで気になってたことが「ミュには本丸勉強会がないのか?」ということで。
江水は顕著だけど、ミュは「知ってればもっとやり方あった」っていうのが結構あるよね。三百年の石切丸背負いすぎな件とか。
それを反省して生かしたのが大倶利伽羅なんですよ!大倶利伽羅島原の乱と特に縁はないのにちゃんと調べてたから鶴の支えになれた。
パライソで鶴は皆に「目を閉じるな」って伝えたかったんだと思っていて。目を閉じないでちゃんと目の前にいる人を見ろ、文献に書いてある文字じゃない、ちゃんと一人一人生きてるんだ、ということを。それは言い換えれば「出陣するならその時代のことを死ぬ気で調べて、何を守るのか本当に理解して出陣しろ」ということでもあり。
まんばもそのタイプなんだろうな。彼は刀剣破壊を経験してそう行動するようになったんだろうけれど。
だから、大包平の隊長として未熟な点っていうのはそこなのかも。でも、兼さんもまんばも「お前はそれでいい」って言う。

大包平はすごく優しいんだよね。江水でも本当は小竜には井伊直弼の側にいてもらうべきだったんだろうに、小竜の考えを尊重して松陰についていくことを認めている。部隊の皆をまとめられない、って悩んでるけど不和なわけではないし、ちゃんと誰がどこにいるかは把握している。初期はよく「軟弱者!!」って言ってたけど、最終的にはちゃんと撤退を選べるし、まんばに言われなくても多分「一人で勝手に折れようとするな!!!!」ってキレてた。仲間を一番大事にしてくれる。
「歴史のことを詳しく知っておく」は隊長に求められる技術的な要素だけど、「仲間を最優先にする」はそれよりも大事で大前提の要素で、でも心の問題だから身に付いていない刀がその思想を手に入れるのはすごく大変。あつかしの加州とか。それを最初から手に入れてたのが大包平だから、兼さんもまんばも「それでいい」って言ってたのかな~思った🤔

らぶフェス2022感想(愛知を配信で全通/ネタバレしかない)

タイトルの通りです。
ぷらいべったとかで呟こうと思ったけど長くなりすぎたのでこちらに載せます。
ネタバレしかないです!!!では行きまーーす💪💪💪


福井見れなくて愛知が初見なので、らぶフェスそのものを消化しようとして書いたものになります。
日替わりネタには少ししか触れていません、ご注意ください。


                • 以下、ネタバレしかない----------


えーーーーーんらぶフェス2022めちゃくちゃ楽しかったよーーー!!!!!!!
「これやってほしいな~」って思ってたことマジで全部やってくれてずっと泣くか叫ぶかしてた。配信マチソワでくたくたでマチネ後に仮眠をとらねばならなかったのに、これ、福岡現地全通できるんですか????体力つけとこ……。

初刀ミュ現地のつはもので「今剣と岩融のコンビが(ゲームで)好きなんだよね~」と言いながら観に行ったら間近で岩融のファンサを浴びて気が狂ってミュ審神者になったので!!!!!マジで!!!!!!!待ってた😂😂😂😂😂😂😂😂😂
ほんっとーーに嬉しかった、最後の最後のカテコで今ちゃんの泣き顔は演技もあるなあって思ったけど(気持ちは本物だけど!)、岩融はガチでちょっと泣きそうになってて、あんまああいうところで泣かないから本当に、本当に感動した。なんかずーーーっと楽しそうですーぐニコニコしてたよね。岩融は笑顔が一番好きです。


・祭
まーーた「最初の30分でいいから見て」の伝説ができてしまった。前回は冬だったけど今回は初夏なので、歌も夏ver.てことでエイサー入ったのかな🍍
奇しくも今ちょうど返還50年で世間的にも注目が集まっているし、私も個人的な理由で(金色のコルダ スターライトオーケストラをよろしくお願いします)一年前くらいから沖縄が熱いので、エイサー嬉しかった!!!歌詞も良かったね、沖縄の柔らかさというかのんびりな雰囲気が出つつ「あちらもこちらもかき混ぜて♪」というのが凄く良かった。

祭の本来の役割である「境界がなくなる時空」というのをきちんと刀ミュ自体にも絡ませて表現してくるところが2018の時から大好きです。
この歌?のラストの混沌のところも、全部が混じりあってるのを歌と踊りで表現するとこうなるんじゃ!!!というのを感じてテンション上がる。

あとーーーーー脇差大好き野郎なので!!!!!肥前くんが!!!!!!肥前くんが張り切りまくってよっちょれしてるの最高すぎて叫んだ😂😂😂😂
あれ、大阪どうなるのかな、ダブルセンター?とかだったら死んでしまう。肥前くん、基本的に「俺はこういうの苦手なんだよ」って言うけど(ちゃんと「苦手」って表明するところ愛しい)、よさこいに関しては「てめーら!!なってねーぞ!!!!」とかやってたら最高です。最高。肥前くんは本当にかわいい。

その後のよさこいソーラン蜻蛉切パイセンに続いてでかくていかつい輩の\ハイハイッッッ!!!!!/、強すぎて毎回笑ってしまう。


・ライブ曲祭
特に書いておきたいことつらつらいきます。
①楽曲のアレンジ ?
アレンジというのかな?なんかほぼ全曲手が入ってた気がするんですよね。歌うまが投入された曲だとパートが増えてたり、あと曲の速さとか全体的な雰囲気?とか。JustTimeなんかキラキラにアレンジされてなかったです???そんなことない???

②浦島パイセン
最初三連チャンで歌っていて、体力どうなってんだ????あと、貴方のおかげでパートが増えて厚みが増した曲が盛り沢山です。ありがとうございます。

③約束の空 肥前くんスーパーダンスタイム
推しが篭手のあおさくおたなので、篭手と御手杵いないのか~シュンと思いながら約束の空のイントロ聞いてたら、篭手パート、肥前くんじゃないですか!!!脇差パートを引き継いでくれた!!ありがとう!!!
からの、肥前くんドセンタースーパーダンスタイム💃💃
江水見たときに肥前くんにゃんせんはライブ慣れしてんな~と思ってたんだけど、やーーめっちゃ踊れるんだね!!!嬉しい!!あそこいつもニコニコしちゃう。脇差はアイドル

④BE IN SIGHTの冒頭今ちゃん
口パクでなんか言ってましたよね?あれなんだろな。私は「お待たせ」かな~と思ったんですけど、らぶフェスお待たせ、みたいな。どうなのかな?

⑤SUPER DUPER DAY
小竜くん!!!!良かったね😂😂😂😂😂こんな大舞台で!!!!
SUPER DUPERってどういう意味なのか知らんな、と思って調べたら「めっちゃかわいい」らしいです。え……めっかわ………お前らがSUPER DUPERです。

⑥Brand New Skyのボール
歌合の時はむっちゃんがサッカーボール蹴る仕草してたんですけど、今回は堀川が野球してて「種目変わったwwwwww」と一人でバカウケしてしまった。むっちゃんは⚽️、堀川は⚾️。

⑦美しい悲劇 回替わり
あの………私、デュエット曲で一番好きなの「美しい悲劇」なんすよ…………。壽の時も死んだのに、そんな、そんな、恒例みたいにしていただいて、良いのですか??????
しかもなんか、間奏の振付が…………えぐくない????人命の危機。
ゲストは歌わないみたいなので、恒例にしていただいて山姥切大悟に歌わせてほしい……頼む……頼む康政…………。

⑧革命前夜
大典太の代わりにクソデカボイス大包平を投入した結果、7振りの声を大包平1振りでかき消すというトンデモが発生していてめちゃくちゃ笑った。
あと、ミュ包平は英語が下手くそと思っているので、下手くそ英語聞けるかなと思ってたら英語力必要とされる曲に召還されてなくて笑った。

⑨SA・KA・ZU・KI華兄弟! 会場替わり曲
マジでマジでありがとうございました土下座
ハートのとこ、天才の所業だった。指ハートを習得している岩融
この、今ちゃんのためなら持ち曲がかわいい曲しかなくてもニコニコやってくれる岩融が大好きだよ。

⑩To The North
ディズニーだし進化して、なんかもう、船がフロートでパレードだよ…………。
声募集の時の音源が明らかに榎本武揚だったので、新曲…?とは思ってたんですが、楽曲VUだった!!もう、セーラー服と船が光りだしたあたりでダメだった、ヒプステ????最高です。

⑪えおえおあ
えおえおあーーーーー😂😂😂😂😂😂😂😂
無料配信の2018のえおえおあを見ながら「またえおえおあ、やりたいな~」って呟いてたので早々に夢が叶って泣いちゃった。
もうなんか全然目が足りないんですよね。
小竜くんの内番を初めてまじまじと見たんですけど、内番やる気無さすぎ衣装で笑った。マントよ。明石に絡みに行ってたけど、この子達サボり組ですかね。
あと雨さんの内番衣装もやばくない???なんなら第三形態よりこの人は脱いでいる気がする。
肥前くんがしぶしぶえおえおあしてるの最高だった

⑫漢道 歴史上の人物ver.
そう来たか!!!!!!!!
これ、刀剣男士でも意味もちろん通じてるけど、所謂「負けてしまった」人間が歌うとそれはそれで通じていて、ステの「全ては反転する」思い出した。全ては反転した。

⑬Supernova
演出がめっちゃいいな、と思った。歌いはじめの時はライトが赤色で、その中で覚悟決めた顔で歌っている松井、からの、ライトがたくさんついて全体的に緑に染まっていくの、江の仲間がいる!みたいなの表現してんのかなって。
松井の経験と覚悟と気付きが演出されてるようで凄く素敵だなと思った。

⑭今剣
どの曲が~、と言うのではないのですが。
今剣、「お祭り盛り上げ隊長」自称していて、それが公式に認められたなー!!と。最後の誉れポン当番なんか正に。MCもいっぱいやってくれるし、コメントも本当に上手くて優しくてあったかい気持ちになる。
なんかの雑誌で「壽の時は参加できなくて、篭手切江が盛り上げてくれているのを見て嬉しかったけど、ちょっと悔しかった」と言っていたので、東京公演で篭手とセンター対決してほしいです、先生✋


・日替わり
書きたいとこだけつらつら書きます

味噌煮込みうどんのかっこいい食べ方(14/革命前夜後日替わり)
箸を使わずこうだ!と話すソハヤに大包平が「ご厚意で箸を用意してくれたのに!!」、マジで大包平のそういう隠しきれない(隠そうとも思ってないと思うが)品の良さとお坊っちゃま感がめちゃくちゃ好き

蒲郡さん(15 夜/To The North前)
榎本武揚の「Which way?」に「私は……うぃっちうぇい……」と答えたこぎ。
榎本武揚「そうそうこっち行って左に曲がって(中略)蒲郡さんだ!!!!
蒲郡さん知らないのか???この辺のやつはみんな知ってるぞ!!!蒲郡さんはなあ、フルーツ配ってんだ、桃だ、年中な」
これ、調べたら「蒲郡オレンジパーク」さんみたいですね。季節に応じたフルーツ狩りができる。桃は多分年中は無い。

Scarlett Rips後のMCパート(15昼)
長曽祢さんが途中で足つって(ガチ)、「足つった!!!足つった!!!」って言いながらふくらはぎ伸ばし始めたの面白すぎましたね。そりゃあんだけ動いてたら足ぐらいつります…お大事に。

・その他
全般的に、良い意味で「学芸会みたいだな」と思いました。
なんか、ミュ本丸のみんなが「主に元気になってもらう祭を俺達でやろう!!」ってなって作り上げてくれた、みたいな。
ミュ本丸のみんなが主を元気付けるためにやりたいこと全部やろうとした結果、あんな濃すぎる無茶苦茶セトリになった感じが(笑)
選曲とかからも「元気になれー」を感じた。FreeStyleは顕著だけど、JunkHistoryとかも今まであんまり聞いた記憶なかったから「ほう!」と思いました。
それでいて鉄板も外さないっていう。あとお立ち台(?)もね!
全体の軸となるお芝居に心覚を混ぜてきたことも。あれ、めちゃくちゃ優しくて労ってくれるお話だと思っているので。

・お芝居パートの感想
心覚大好きマンなので、良かったな~~~~!!と思った。
最初に水心子と将門と友(私はあの女の子を“友“と呼ぶことにしてる)が一緒に踊るところ。人ならざる今生きているもの(水心子)と、歴史に残った死んでいる者(将門)と、歴史に残らなかった死んでいる者であり今を生きている“私“でもあるもの(友)が混じりあって、“ここ“が境界のない時空になる=祭の始まり、みたいな表現、すごい好きです。
あと将門と将門の怨霊パート。あれ、BGM「はなのうた」なんですよね!!う~~~~愛してしまう。
からの最後の水心子と清麿の誓いの仕草。なんか、そういうのあったよな、なんて言うんだっけなと思い調べたら「金打」でした。
江戸時代の風習で誓いをたてるときにお互いの鍔を打ち合わせる行為。
そして最後の「問わず語り」。心覚本編と同じく「はなのうた」→「問わず語り」で繋げて、そして問わず語りで閉じる。獣ではなく。
優しさで始まって優しさで終わる祭だったなと思います。本当にありがとう。

江水散花雪 感想おまけ

最近刀剣乱舞があっちこっちで忙しくて考える機会が多くて、今考えてることをつらつら書きます。

・政府のこと
時の政府って一体何なんですかね???

まず、時の政府の「時の」がどこにかかってるのかが分からん。ずっと「2205年の」って意味だと思ってたんですけど、もしかして「時空の」って線もあるのでは????

ミュだと「時空の政府」なのかなとちょっと思っています。ミュの世界では歴史は唯一ではなく、小さな異説もたくさんあるみたいな世界観です。
小さな異説は歴史の流れによって正史に戻されるが、戻らなくなってしまった異説は放棄されて切り離される、ということはミュにおける「歴史」って「たくさんの歴史の束(一つ一つの水流(=とある歴史)が束になって川(=正史)になってるイメージ)」なんじゃないかと。
その川が正しく流れることを管理しているのが時の政府、みたいな?

この間審神者仲間と話したときに「こんのすけって、おっきいこんのすけの時は我々「こんちゃ~ん💕💕」ってかわいがってるのに、いろんなシナリオで本来の大きさのこんちゃん出てくると途端に「こんのすけ……なに考えてやがる……政府の差し金か???」って冷たくなるのこんのすけ不憫すぎるなって思う(笑)」って話をしたんですけど、そうなんですよね、我々、政府に不信感を抱きがち。
6周年?7周年?迎えてるのに未だに主人公の審神者がどんな立場なのかわかんないのいろいろとすごいな。
私は政府に不信感抱きがち審神者なので、今回のミュで「政府が間違ってることが分かったら政府をぶっ飛ばす」って選択肢が出てきたの大興奮してしまった。いいねえ!そういうの大好き!!!
これから政府の話とかも出てくるようになるのかな、楽しみだな~。


・時間遡行軍
今回、時間遡行軍も放棄された世界では異物扱いで化け物に襲われる、ということが分かりました。
じゃあ時間遡行軍って何のために戦ってたんですか???歴史を変えても変えた世界で生きられないなら彼らの行為には何の意味もなくないですか????

時間遡行軍についてミュでは「むすはじ」と「あおさく」で触れられていると思っていて。
「むすはじ」は、名もない刀、特に歴史上重要ではないその辺にあった刀が、そんな刀にも刀の想いはあって、刀が土方さんを殺させたくないと願ったから時間遡行軍として立ちはだかった、という話だったと記憶してる、んですが合ってます?まずそこの受け止め方間違えてたらすみません。
その受け止めが合ってたとして、そうすると時間遡行軍っていうのは「名もなき刀」
「あおさく」では稲葉江がなんかよく分かんないけど「悪いもの」になって、篭手が正気に戻させます。稲葉江も時間遡行軍になりかけてた?のでは??と考えており。時間遡行軍の正体が闇落ちした刀剣男士説は昔からありますけど、それと似た感じですかね。
明石が篭手が稲葉江を救うことについて「自分と縁があるから?歴史的に大事なものとされているから?特別だから救うのか?」って詰め寄っていて、これはむすはじでの「名もなき刀」と対になってるな~と。

「むすはじ」と「あおさく」を合わせると、時間遡行軍っていうのは「名のありなし問わず(これは「名物」って言い換えられるのかな)歴史を変えたいと願った刀」なのかな、となりますね。
で、今回、歴史が変わったらどうなるかが示された。if世界は世界の流れから切り離される、if世界に残された人間は狂ってしまう。
今の「時の政府」をぶっとばしでもしない限り、どれだけif世界を願っても叶うことはない、ってことですね。もしかしたら今までも時間遡行軍はif世界の創成に成功したことあるのかもしれないけど、そのたびにその世界は放棄されて遡行軍も切り離されて帰れなかったから遡行軍に「if世界は捨てられる」って認識がなかったのかも……?
そうすると、今回帰還に成功した遡行軍の皆さんによって、今のところif世界に未来がないということが共有されるかも……??遡行軍の組織体系わかんないから謎ですが!!

で、あと、大事だなと思ってるのは今回の兼さんと肥前。「俺はあの状況でああいう生き方をしたあの人だから大切なんだ」という考え。これを持てるとif世界を望む気持ちを消すことができる。if世界を願う刀が時間遡行軍になることを阻止できる。時間遡行軍が生まれなければ歴史が変えられる危険性もなくなる。

それが江の役割なんじゃないの????

心覚で「江は人と人ならざるものの架け橋となれ」って言われてましたよね?
それから篭手は刀の時間遡行軍化を防ぐことに成功している。
だから、江はそうやって時間遡行軍化した刀を救うことが役割なんじゃないのかなって思いました!おわり。

刀ミュ 江水散花雪 感想のようなもの

観てきました!!!!!!!
2/25の大阪と3/5東京マチネです。小竜くんは黒子さん+声、その他アンサンブルさんの演出変更もあった回です。
公演をやりきることがこんなにも困難だとは…というのは散々分かりきってたことではありますが、それでもすごく難しいんだなあと痛感しました。らぶフェスでは元気な小竜くんに会えるといいな!



では以下、ネタバレしかない感想↓↓↓↓





いや~~~~!!!!劇場版ミュージカル刀剣乱舞feat.刀剣乱舞無双って感じでしたね!!!!アニメ化してほしい ?
なるべく時系列順に書こうと思ってますが、多分思い出した順につらつら書きます。

あと私はヒプで檀家やってる&あらまっきーを推してるので、大悟くんがまんばちゃんで来たの嬉しすぎてまんばちゃんの話ばっかりすると思います。あと脇差大好きなので肥前くんの話も多いと思います。


・にゃんせんと小竜と大包平
三振りが何かの任務で江戸時代に来ており、時間遡行軍にはめられ歴史上の人物(この時点で何者かは不明)二人とどこかに閉じ込められる。
時間遡行軍による足止めが目的、と言われたけど、後から振り返ってみると歴史上の人物二人を出会わせることが目的とするなら、もうこの時点でだいぶ詰んでたということですね。


・まんばちゃんと審神者
あの、審神者との会話の前にまんば独唱パートありましたね?????
まんばちゃんがどんな立ち位置でどういう絡み方で出てくるか分かってなかったから、まさか、こんな!!!!大悟くん……!!!!登場初っぱなソロ😂😂😂😂😂おばあちゃんは大悟くんの顔に似合わず意外と逞しい歌声が大大大大大好きです。
この独唱の歌詞、かわいそうなことに1回目は初っぱなソロに驚きすぎて歌詞を何も聞き取れなかったのですが、2回目の時はなるべく歌詞を聞こうと努力しました!
で、思ったことがあったので後半で書きます。

それから!審神者との会話。審神者に(恐らく)大包平達の援軍を頼まれて、まんばは「難しい任務になる」「これは俺の発案ということにしておいてくれ」みたいなこと言ってましたね。援軍の任務の責任を審神者ではなく自分にしてくれ、ということ…。もしかしてこの時点でまんばは最悪の事態(ぶちギレ大包平が回避させてくれたアレ)を予想してたのかな🤔
任務が失敗したとしても、隊長の責務を全うできなかったとしても、それはすべて独断専行した山姥切国広のせいですよ、という。
ここはもうちょっと考えたいところです。
それと、「あの世界に詳しい刀に同行してもらいたい。できれば長義が良かったが……」という発言!!!
ミュ本丸には長義がいて、その長義はやっぱり政府絡みでこの本丸に来ており、この時点のまんばとはそれなりに気の置けない仲になっているくさい(が、長義は多分そんなにまんばのこと好きじゃない)ことがこの台詞から分かり、「あの世界」というのは「放棄された世界」か、というのも察せ、かつその世界にまんばは行ったことがあるらしい(これは特命調査でしょうね)という情報量の多い台詞でした。
本来の公演順で考えると、江水散花雪は東京心覚の次の作品ということで、東京心覚でも放棄された世界の話は出てきてましたね。明言されてないけど、恐らく桑名がいた「何もない世界」を水心子が「放棄された世界」と表現して、審神者はちょっと言葉を濁していた。


・まんばちゃんと肥前
二振りで増援に行くものの、合流しないので苛立つ肥前と泰然としてるまんばちゃん。この二人の組み合わせ良かったですよね~~!!根暗コンビというか(ライブで二人して隙あらば引っ込もうとしてるの最高だった)
まんばちゃんは「時間遡行軍の姿が見えない以上あれこれ悩んでもどうしようもないから、他のことに時間を使う」ってスタイルなんですよね、多分。肥前はまだ新人だからその辺りがうまく受け入れられなくてソワソワしてしまう。にしても、まんばちゃん落ち着きすぎてて何度も「実はこの子極めてるんじゃないの???」って思ったんですけど極めてないんだよな~~!極めたらどうなっちゃうんだよ。たくましい大悟くん大好き🤦🤦🤦


・交流を深めていく松陰と井伊直弼
いや~~~!!吉田松陰か!!!!なるほど!!!!!!ってめっっっっっちゃ思いました!!!なるほどね~~~~!!!
今回、刃選がだいぶ謎だったんですが、吉田松陰が入ることで可能性の幅みたいなのがグッと広がって、幕末の江戸と薩長を気にかけないと、となると兼さんがまとめ役で入ってくるのもしっくりくるし、吉田松陰生存√となってくると肥前も少し関係が出てきそうな感じですごい納得でした。
で、終盤の肥前の展開踏まえると堀川くんではなくむすはじを経た兼さんじゃないといけなかったんですよね。全部見るとするする理解できていくことが今回はすごく多くてとても楽しかった。


・今回の刃選
今回の刃選、ほんとうにすごい良かったな~!と思って整理。

兼さん→幕末の知識がある刀、新刃を支える(座長?)
大包平→隊長、新刃、根暗なベテラン(まんば)との対
にゃんせん→新刃、純粋枠(パライソの浦島ポジ)
小竜→新刃、縁のある刀枠
肥前→新刃?、放棄された世界の経験者、シナリオ上だんだん絡まれていく(松陰抜擢、生存→新生松下村塾→弟子武市半平太with以蔵)
まんば→大ベテラン、光属性新刃との対、新たなミュ本丸情報提供の鍵、縁のある刀※

※これ、終盤のまんば発言が気になって調べてから知ったんですが、この時は井伊家一門(と呼ぶのかな?井伊家と関係の深い家のようでした)の渥美家に所有されていたみたいですね。


・始まりの一振
なんか、完全に初期刀加州だと思ってたので、ここでそんな疑惑出す!?!?ってめっちゃビックリしました。加州じゃないの?????
でも、仮に加州より先に顕現してた刀がいると考えると今回明らかになった「折れた刀」を巡ってしっくりくる部分があるような気もしますね。
まんばちゃんは「折れた刀」への贖罪の気持ちと元からの根暗が一緒になって物凄いことになってるなと思ってるんですが、あの、むっちゃんを思い出してください。
むっちゃん、むすはじで初登場した時からどこか達観していて大いに戸惑った思い出があって、それで、むっちゃんがまんばちゃんと同じ経験をしていたとしたら、あの態度も納得できるなあって思ったんです。
最初の方に顕現するのは初期刀ばかりではないので、全部の刀に判定を下すことはできないけど、今ミュ本丸にいると分かっている初期刀の中で考えると、まんば&陸奥→「折れた刀」知ってる、加州&はっち→「折れた刀」知らない、かな~?
「折れた」っていうのはものすごい衝撃の体験で、加州とはっちが経験していたら、あつかしとかばくてんの時の彼らの葛藤って無いと思うんですよ、もう乗り越えてるというか。で、あつかし&ばくてんの後に誰かが折れたとすると、つはもの&むすはじでもっと劇的な変化があると思うんですよね。
と考えると、やっぱりまんば&陸奥と加州&はっちの間には明らかな違いがありそうだな、っていう。

以上、全部妄想なので全然違ったら笑ってくださいワハハ
折れた刀については後ろでもうちょい書きます。


・会沢先生ソロステージ
大好き!!!!!!!今年のらぶフェスはいらっしゃらないみたいですが、次回とか次々回とかいつでもいいけどらぶフェスで見たいよ~~~!!!待ってます!!
あとここ、終始困惑しながら付き合ってる小竜くんかわいすぎて、黒子小竜くんでもこんなにかわいいのに長田小竜くん見たら気が狂っちゃうんじゃないかと思った。初日映像なにかしらで円盤に入れといてほしいです。よろしくお願いします。


・兼さん(極)
浦賀で時間遡行軍大量発生になってしまってピンチ!!のタイミングで

か、兼さーーーーーん!!!!!

兼さん出てきた瞬間「そういえば出陣メンバーに兼さんいたわ!!!」ってなりました。すっかり忘れていた(本当にごめん)ヒーローは遅れて登場するんだぜ。
はわ~~、兼さんめっっっちゃかっこいい登場するし心なしか容姿がさらにかっこよくなって…………極めてる!!!!!(気づくのが遅い)極めの衣装まじでかっこいい……。本当にかっこいい、羨ましい ?
いや~、にくい演出~!!これからはみんなジャンジャン極の姿で出てくるのかな、らぶフェスどうなるのかな、楽しみだな!
あとあと、これはもうミュファン全員思ったと思いますけど、有澤くんの成長!!!!!え~~~ん幕末最年少だったのに;;;;今回最年長;;;;;;頼もしくなってヨヨヨヨヨ


・隊長
それぞれが自由に単独行動するから悩んでしまう大包平に「隊長はそれでいい」というまんばちゃんと兼さん。でも「みんなをまとめろ」とは言わないんだよな(笑)。隊長は「隊員みんなのことを気にかけること」が大事だぞって事だったのかな。別にみんな一緒に行動する必要はないけど、誰が何を思ってるのかを考えて把握しとけっていう。
あと、「隊長」についてはまんばちゃんが「隊長の役割は部隊のみんなを全員無事に本丸へ連れ帰ること」って言ってましたね~。もうこの台詞出てきた時からお察しだったけども!!!!まったくどの本丸も山姥切国広は抱えちゃって!!ダメだよ!!!!そういうの良くないと思う!!!


・よくわかる日本史
このパート好き~~~!!!あらゆる時代についてこういうの作ってyoutubeに投稿してほしい。刀ミュで学ぶ日本史。


・放棄される世界
パライソに続き、審神者からの指示が何だったのかはあんまりはっきり描写されてないので、掴みどころない感じから始まる、というパターンでしたが、今回は刀剣男士より我々の方が「あの世界」が何を指しているのか理解しているという点で手持ちの情報多かったですね。
ステの方の情報もあると、「あ、この世界は捨てられるな」って感覚も持てるのでわりと俯瞰的に物語を見れたような気がします。
捨てられることがほぼ確定した世界で、「それでもこの世界で生きてる人達を見捨てられない」にゃんせんと、「本来と異なった生き方と本来の生き方、どちらがあるべき姿なのか」で悩む肥前、葛藤を消化しているベテラン二振り、という構図でしょうか。
肥前の葛藤については兼さんは「あの環境でああやって生きた土方さんが大好きで、違う環境にいる違う生き方をしている土方さんは俺の大好きなのは土方さんではない」みたいな結論を出してましたね~。これは、あつかしの時の岩融の「歴史の先に我らがいるからだ」に通じるものがあるな~と思いました。
放棄された世界については、「ため池」という表現が使われてましたね。なるほど、分かりやすい。
あと、舞台セットなんですけど、格子が斜めになってたじゃないですか。あれ、なんで斜めなんだろ~平衡感覚おかしくなるよ~と思いながら見ていたのですが、あれも「通常の世界ではない」という表現の一つだったのかな、と思っています🤔
今回は14代将軍が慶喜になってしまったことで政府が完全に見捨てた、ということになってたみたいですね。その後も世界が完全に狂ってしまうまでの間にいろんなことが起きて「慶応維新」が成る。
このif世界はシナリオ上苦しいものではあったけれど、見ていると想像が膨らんで楽しい気持ちにもなって、なんか、複雑な感情で見ていました……。


岡田以蔵肥前
本当に、これ、肥前つらいよな、って思ったよ。if世界で人斬りをせずに真っ当に楽しそうに生きている以蔵、肥前の知らない以蔵。そして狂ってしまって「自分が知っている以蔵」に近づいた以蔵。
人斬りが良くないことは肥前だって分かりきってるから、人斬りするよりしない方がいいのは分かる。
でも以蔵は死ぬ(消滅?)するとき、刀にすがって安心したように死んでいて、やっぱり刀に執着するのが本能だったんだろうか、いったい何が正しいのか。みたいな感じでぐるぐるのぐちゃぐちゃになっちゃっててもうマジで、抱きしめてくれた兼さん~~~~~~;;;;;;;;;;;


・折れた刀
折れた刀の話。これ、マジで妄想10000%になっちゃってるので、本当に一個人の感想と思ってほしいのですが、折れた刀ってもしかして「一振り目の山姥切国広」なのでは?というのが私の今の見解です。
これは最初と最後に歌われているまんばちゃんの水面の歌を聞いていて思ったことで、水面にうつる自分は自分なのだ、という歌でしたよね(違ったらごめんなさい)
で、大包平に始まりの一振りのことを聞かれたときに動きがちょっと止まったんですよね。それから自嘲的に「教えてやろうか?」って言う。
まんばちゃんの根暗は元からの気質なので、ここの所作をどう捉えていいのか測りかねてはいるんですが、そのまま受け取り、かつ水面の歌を踏まえると「始まりの刀ってもう一振りの山姥切国広…?」と思ったのです。
水面に映るのは自分である、自分じゃない誰かじゃない=水面には自分と同じ顔が映るけど自分じゃない誰かを想っている=もう一振りいる? で、
本丸に「山姥切国広が始まりの一振りらしい」という噂が流れていて、それは本当だけど、「自分」じゃないという意味での自嘲的な台詞、っていう解釈です。
それから、肥前が放棄された世界について説明しているとき、まんばは神妙に聞いてる(ように見える)んですよね。だから、もしかして折れた刀っていうのは、まんばが放棄された世界に出陣したときに折れてしまったんじゃないか?っと思ったり。だから、同じように放棄された(される)世界に行けば何か手がかりがつかめるんじゃないか、とか、もしくはそこで自分も折れれば何か起こるんじゃないか(分からないことが多すぎてすべてが曖昧な表現でごめんです)などなど考えて今回この世界に来たんじゃないか…?なんか、これも元々が根暗だからどこまで深読みしていいのか分からんのですが、まんば、最初っからあんまり帰る気なさそうだったように見えて。

え、どうなんだろ、さすがに妄想がすぎる気がするのでそんな悲しい展開でないことを願います。
ついでにもっと妄想入れとくとすると、今のまんばの強さ(たくましさ?)は折れた刀を模倣してるんじゃないか、というとこまで考えました。書ける時に書きたいこと書いとこ。これは同人誌なんで  ??

(追記)
自分の感想書き終わったので頭いい人達の感想見に行ったら、これは歌仙ほぼ確みたいですね…?
同じ部隊に同じ刀剣配置できない、というの見て初めてその縛りを知った(笑)
そっかあ、そう考えると歌仙かなあと今は思います。でもまんばちゃん二振り目説は私が好きなので残しておきます。これは同人誌なので


大包平
大好き!!!!!!!!!!!!大包平のこと大好きになった!!!本当に好き!!!!!!
私は「世界か君か」で「世界もお前も全部助けるんだよ馬鹿野郎!!!!」ってキレる子が大大大大好きなので大包平大好き。本当にありがとう。大包平がまんば怒鳴りつけなかった私が怒鳴りつけてるところだった。「良い隊長になれよ」じゃねーんだよ💢💢💢💢💢
もうマジで最高だった……。こんなに真っすぐで真面目で純粋な刀、ミュ本丸じゃ珍しいよ、ぜひミュ本丸の太陽として頑張ってほしい、応援してるよ!


・任務失敗
「撤退」で終わるのって初めてだな~と思ったんですけど、撤退は初めてだけど「失敗」はわかんないなって…。
あの、井伊直弼がにゃんせんに「子どもが子守唄を聞いて眠れる世を作れ(うろ覚え)」が藩祖井伊直政の教えだ、って語ってたじゃないですか。
あれは、三百年のメンバーが繋いだ世界で語られたはずの文句なわけですよ。てことはこの世界は三百年の世界の続き……って考えると、三百年経ってあの任務は失敗してしまったということでは?だからどうって話ではないんですけど……。辛いなあって思った。


刀剣乱舞
主題歌来ないな~って思ってたら締めに持ってきやがった!!!!!!!そういうことする!!!!!!!
主題歌はメンバーが勢ぞろいした時に歌ってますけど、今回最後にそれを持ってきたってことは「全員で帰る」ってことなんですよね;;;;;え~~~~~ん大包平ありがとう~~~~~~~~一生愛す👍️


・正しい桜田門外の変
いや英語!!!!!!英語明るくないので、なに言ってんのかよく分からんかったですけど「Hey」じゃあないんだよなあとは思った(笑)
今回音楽面白かったですね。にゃんせんのボサノバもそうだけど、肥前くんとかもなんかフラメンコっぽいのあったりロックっぽいのあったり。結構特徴的な音楽をガンガン使っていて新しい!と思いました。
桜田門外の変って3/3(旧暦)なんですよね。あまりにも惜しいっ!新暦だと3/24らしいので、その時期に東京で雪って確かに異例だな~と思った。実際の史実に近い日に同じ土地で史実を題材にした作品を鑑賞してるの面白いなあ。


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こっからは2部の気が狂った感想

・根暗組
か、か、かわいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
かわいすぎて何度か気を失いかけた。かわいい。
二振りともすぐ後ろに引っ込もうとするのかわいいし、肥前くんなんかすごい嫌がってたのに歌い始めるとめちゃくちゃノリノリなの愛しすぎた。
楽曲もロック調が多かったので、肥前くんの衣装が一番似合ってました、最高。
第三形態の背中無防備すぎて焦った。
あと私は山姥切大悟のたくましい歌声が大好きです(n回目)
ハピハピ客降り用楽曲の時に、なんやかんやとちゃんとハッピーに歌ってる二振り、世界平和。


・兼さんの衣装
かっけーーーーー!!!!あの絶妙に床につきそうでつかない長さの布!!!
やっぱり極の衣装はかっこいいなあ、いいなあ羨ましい。


・小竜君
長田小竜くん~~~!!!!長田小竜くん、麗しすぎて溶けた。
ミュ本丸初恋泥棒ですね、わかります。
第三形態をらぶフェスで拝めることを楽しみにしてます!


・「漢道」はどことの繋がりなのか
ライブの誉曲、漢道でほんっっっっっとうにビックリした!!!!
漢道、あつかしとばくてんで使われた曲ですけど、どっちとの繋がりを意識して採用されたんだろう?ということを考えていましたが、これ、多分両方なんでしょうね。
今回「役割」とか「矛盾」というテーマが強調されることが多くて、これはあつかしで大きく取り上げられていたテーマ。それから兼さん。ばくてんで初登場した兼さんが極めて帰ってきたこと。兼さんの成長を振り返るにはうってつけの曲、ということでの選曲だったのかな。
まんばの「もう迷わない」、加州の「もう迷わない」とは方向性が違う気がして、ちょっと不安だよ~~~~。変な方向に覚悟決めないでね、お願いだよ。大包平がいるからもう大丈夫かな、頼んだよ。

刀ミュ 静かの海のパライソ 感想のようなもの3

ちゃんとした席で観てきたので、また感想を書きます!
初見が見切れはちょっとキツいなどと言いましたが、見切れでもなんでも見ておいて良かったあ。無の状態からパライソぶっ込まれると物語の波に溺れてえらいことになるので、物語踏まえつつあれこれ考えながら観劇できました。やっぱり初見見切れでも、見ないよりは見ておいた方がいい。刀ミュは二回は見ないとだなあとしみじみ思いました。

前回は鶴丸に持っていかれがちだったので、江のおたくとして今回は江に着目するぞ~!ということで豊前の様子を観察しまくっていたのですが、いや豊前顔良......(いまさら?????)

豊前の話
豊前、パライソの編成に組み入れられたのは松井を支えるためなわけですが、メタ的に見ると、豊前の立ち位置は観客に一番近かったかなあと思いました。
私達の島原の乱に対する知識って日向~豊前くらいの量かなと思うんですよね。日本史そんな覚えてない方は日向くらいで、日本史まあまあ覚えてる方は豊前くらい、という感じ。
豊前の表情とか立ち振舞いが私の感情と一致してるっぽいことがすごく多かったんですよね。
だいたいずっと眉間に皺よせてるんですよ。
自分達が何してるか、この先どうなるのか予想がついてるけど、鶴丸が本気なのか読めなくて(というか本気だと分かってるけど気づきたくない、みたいな)、でも自分は刀剣男士で...といった葛藤をずっと続けている、というような。
松井は終始「関わりたくない」オーラ出してるけど、豊前は葛藤しつつも、えもさくをけしかけたりだとか(仲間を集める策はないのか!?あたり)、日向が祀られてる時とかも逆さ瓢箪持って跪いたりだとかして
事を進めようとする意思も見られたんですよ。苦しんでいる松井を見たり、何も言わない鶴を見たりして、なにか覚悟を決めたんだろうなと思いました。
豊前は今回の出陣で鶴から「リーダーの在り方」を見出だそうとしたんじゃないかな~。
そう思うと、心覚での「知っておきたい(ニュアンス、城作りに加わってたところのやつ)」っていうのもパライソを経ての考え方なんだろうなあ。


・覚悟の話
覚悟をいつ決めるか、どうやって決めるか、というのが今回の見所になっているのでは~?という話です。

最初から覚悟決めてる→鶴、大倶利伽羅
一揆集めあたりから覚悟決める→豊前
祀られた時に覚悟決める→日向※1
最後の最後に覚悟を決めた、はずだが残酷になりきれない→松井
???→浦島※2

※1日向
日向は何回か段階があったように思っていて、ここが一番最初。「秀頼の落胤、として人々を引っ張る覚悟を決めよう」という瞬間があったように思います。顔つきがな~~~、戸惑いが消えて決意の顔に切り替わった瞬間があったので「!」てなりました。

※2浦島
浦島は、覚悟決めるとか決めないとかそういう次元にいなかった気がするんですよね。覚悟を決めるとかそんなの関係なく「今ここにいる人達に全力で心を砕く」というポジションだったように思います。刀剣男士の役目とかそういうのより、「寄り添う」ことに徹しているというような。それも一つの覚悟という形なのかも🤔鶴がみんなに求めた「目を逸らさない」は果たしてますよね。その上で寄り添う選択肢を取る。どこまでも光。

・鶴と三日月の話-歴史上の人物を絡めて考える-
鶴と三日月の話まだする!しますとも!!!
鶴と三日月の対称性、歴史上の人物と一緒に考えると分かりやすいのかも、と思ったのであります。
というのも、もう今年は無いのかもと思っていたらぶフェスが決まったじゃないですか、それで、えもさく見てて(私はらぶフェスでえもさくが出てきたときに喜べるんだろうか...)と思ってしまったんですよね。
今までの刀ミュにおける歴史上の人物って、愛せる人達で、どっちかというと作品自体、刀剣男士よりも歴史上の人物にフォーカスしているっていわれてもあんまり違和感ない感じだったじゃないですか。実際私は今までの刀ミュ作品を見るたびに「やっぱどうしても歴史上の人物が立つな~~!でも主役であるべき刀剣男士を食いかねないくらい歴史上の人物にもドラマを与えてくれてるところも最高に好き」と思ってきたんですよ。
その立場がひっくり返ったのがパライソかなって。

三日月は「歴史のなかで悲しい役目を背負う人」に同情的で、観客も彼らに感情移入してしまうような振る舞いをとる一方、鶴丸は「歴史のなかで悲しい役目を背負う人」に対し、「悲しい役目を背負うだけの因果があって背負わされているのだから「背負わされている」なんて他人事にせず、自分の因果は最後まで自分で背負うべき」という視点で接しているのかな、などと思いました。
どっちが正しいとかではないんですよね~~。難儀だなあ。
個人的には、つはもので「異説に流して全員隠れハッピーエンドになる」という道を示されたときに、それが全ての出来事において取れる選択ならぜひとも三日月を応援したい、と思ったんです。でも、鶴は「全員が全員ハッピーエンド異説に導けるわけがない」ということを示してきて、であれば、例外的なハッピーエンドなんて作らず全てに冷徹に平等にあるべき因果を背負わせるべきというスタイルを見せてきたわけ、ってことですよね???
全員ハッピーエンドが絶対に無理であることが今回示されてしまったので、それなら鶴のやり方のほうが好みだなと思いまして、、、難しいね。

まーーーじであおさくでの明石と篭手の喧嘩思い出してしまう、新作は明石出るんじゃないの????あおさくのオタクだから過剰反応してるだけ????って思って友人に質問したら「いや、出そうな気はするよね」と肯定されたので明石出てくれ、頼む。稲葉先輩もずっと気になってるし、原作に倶利伽羅江実装されるのはいつですか、ずっと待ってる。


・2部の話とか
豊前の腹筋と鶴の背中~~~~!!!!!!!!!
もう勘弁してください、気が散るにも程がある、君たちはもうちょっと水心子を見習ってくれ。
あと、日向くんめっちゃ好きなんですよね。ダンスは経験値あるからかすごい生き生きしてバキバキなの良すぎるし顔が常にギリシャ彫刻...作画が枢やな......。背はわりとあるのに華奢なのとか見せ方の工夫とかで、小さく見える不思議。豊前と対して背が変わらないのパライソで初めて気付いてびびった。

刀ミュ 静かの海のパライソ 感想2

取り零しやっぱりポロポロ出てきたので追加の記事です。
ネタバレしかないです。
ここ何文字くらい書けばサムネ(サムネではない)バレしませんかね?もう大丈夫ですか?


いきます!!



ここから先ネタバレしかない



!一つ前の記事ありきで取り零しを載せてますので、いきなり色々語り始めます!



・いろんなリーダーの在り方
パライソは鶴と三日月は勿論、豊前とか長曽祢さんなどの「リーダー」について考えてしまうような見せ方をしてきたなあと。

三日月は一人で全部やろうとする。つはものでの三日月を演じる髭切曰く「そのようなこと、主は知らなくて良い(ニュアンス)」。周囲は三日月に抱えてほしくないと思うけど、三日月はそれも穏やかに拒絶してる節があるかな🤔

鶴も一人で全部やろうとするけど、周囲が声をかけてくれると(声をかけてきた刀によるけど)ちゃんと頼る。「鶴丸が頼る刀」っていうのは結構大事な気がしていて、パライソとつはものを比較すると、三日月は一人でふらふら抜け出して細工を仕掛けるのに対して、鶴丸は自分の目的は隠しつつも全員を巻き込んで細工を仕掛けるという違いがある。(隠してるけど「自分で気付けよ」って思ってるんだよな~!)
それで、そうやって仲間を巻き込むのは「考えて考えて考え抜け」っていうのを仲間に伝えたいのかな~?と思ったり。この言葉は2020のパンフに来夢くんが書いていたことで、鶴丸について分からないことがあって茅野さんに質問に行ったら言われた言葉。この言葉こそが鶴丸だなあと感じたのでした。「考えることをやめるな、自分の行動に責任を負え」みたいな。「目を逸らすな!!!!」とかもさ、そうですよね(あれ、発言者は鶴ですよね?)
「歴史を守る」という立場上、どうしても辛い場面は出てくる。その時に潰れないように本丸のみんなを育ててくれているのかもしれない。
鶴、「(歴史を守れないって言うのなら)...刀剣男士、辞めるかい?」と言ってたけど、刀剣男士って辞めるとかそういう概念あったんだ。辞めたらどうなっちゃうのかな。消えちゃうのかな。

それから豊前豊前は常に「江の仲間のために」という意識があるように感じる。自分が逸話も来歴も曖昧だから「江のりいだあ」にアイデンティティを見いだしているのかもしれない。心覚の豊前の例のシーンとか見てると「仲間にこれ以上辛い思いはさせない」みたいな気持ちを感じる。あれはパライソで「目を逸らすな、自分で背負え」ってみんなを叱咤しながら自分が一番重いものを背負ってた鶴を見ていたからこそ取れた行動なのかもね。「俺が背負うから」っていう。豊前、優しいな~~~~;;;;
今回の松井の件は豊前も苦しかっただろうな~~。松井の成長のためには関わらせたほうがいいと分かってるけど辛い思いはさせたくないし...っていう。鶴が憎まれ役を引き受けてくれた時は安心と不甲斐なさを感じたんじゃないだろうか🤔「鶴さん」って呼び方は尊敬と親近感が感じられて素敵だな~と思います。

長曽祢さんは、なんかね、鶴がヒールを全部引き受けようとしてる場面場面で思い出してしまった。長曽祢さんにははっちがいるので、はっちがぶちギレて無理矢理奪い取ったけど、鶴にはそういう刀は!いないんか!!!という気持ちで!!!まあでも形は違えど大倶利伽羅が心の支えだったんだなとは思いました、自分のメンタルちゃんと自分で管理できてて偉い。(大倶利伽羅を連れていくことを決めたのは鶴なので)
それはそれとして松井は鶴殴ってもいいと思うよ?と思ってたらぶん殴ったのではしゃぎました。鶴もあそこまで松井を酷な状況に追い込んでるんだから殴ってもらったほうが心の荷が降りるでしょう。


鶴丸と明石
あおさくのおたくなので~~~~!!!!すーーぐあおさくの話しちゃう!!!
今回の鶴、めちゃくちゃ人間だったんですよ~~~~。見てるか明石~~~~!!!!
「重要なのは真実じゃなくて事実」とか「過程はなんだっていい(ニュアンス)」とか「白の中にも黒はいるし赤や青だっている」あたりの台詞、すんごい明石を思い出したんですね。あおさくでの「敵にいちいち肩入れしてたら心が壊れる(ニュアンス)」あたりの発言と近しいものを感じる。
鶴はあおさくの時、明石をからかってたような印象があったけど、パライソでの鶴を見ると明石のこと結構気に入ってたのでは?と思えてきてしまいますね~。
こう、さながら本気にならない月島にちょっかいを出す黒尾のような(最近読み直したんです...)
ここ絡み欲しいな~~!!!
明石はマジでもう一押しで私がめっちゃ好きなタイプの刀になってくれそうなので期待してます。


・震えた演出の話
①終盤で客席に赤いライトを当てる
これ、総攻撃の一つ手前の結構激しい戦が終わったあたりだったと思うんですけど、戦い終えた刀剣男士たちが立ち尽くす中、客席に赤いライトが当たるんですよ~~。客席にいる一般人に赤いライトが当たる、それを演者たちは舞台上から見る、一般人が赤く染まってる姿を上から見る、エグ...てなりました。

②血飛沫が紅葉になる
これは一番最後です。普通に演劇の演出ってすごいし面白いなと思った話。
総攻撃のシーンでたくさん血が流れて、血の表現として赤い花弁をいっぱい散らせるんですよね。
で、そのシーンが終わったあともその赤い花弁は舞台に残っていて。その次のシーンが秋の本丸なんですよ。
さっきまで血だったものが綺麗な紅葉になっていて、わーーすごーーーと思った、って話です。


・パライソの島原の乱描写で「ふーん...」て思ったとこ
...と言っても、そもそも島原の乱の一般人知識ってほとんど物語化しちゃってるから「ここ史実と違う!」って言うのもなんか違う気がするし、あくまで「ふーん」て思ったところの話です。
私自身もこの辺りのことはちょろっと調べて元々の知識を補強した程度なので、間違ったこと書いてるかもですが、諸説あるがの精神でよろしくお願いします。

①「天草四郎
いやー、これ、ね!!!すべての道は「群集心理」に通ずって感じなんですが(一つ前の記事参照)、天草四郎っていうアイドルがいればいいんでしょ、っていうスタンスが!結構好みではありました。

見切れ席ゆえに序盤の生きてる天草四郎くん、ほっとんど見えなかったので終盤でやっと気づいたんですが、お兄ちゃんと天草四郎、キャストさん一緒でしたね。
去年、人間キャストの中に四季のヤングシンバがいると聞いていたので、天草四郎の歌声を聞いたときに「この子か!!!」と確信したんですが、あっさり退場するから「こんな歌唱力お化けをあっさり退場させる???勿体無さすぎでは?????」とずっとぐるぐるしてて最後の最後にお兄ちゃんとして生きていることに気づいたのでした。
で、この賀三くん、パンフ見ると役名が「少年、兄」ってなってるんですよね!!!!!「天草四郎」じゃなくて「少年」!!!!!!!
は~~~~!!!!!これ見たとき痺れちゃった。でも確かに劇中でも松井が「えもさくと一緒にいるってことはもしや...」と推測をしていただけで、あの子が本当に「天草四郎」だと証明はされてないですもんね。

今作でのえもさくの描かれ方は後述するとして、なんというか島原の乱の描き方の主軸の一つに「なんだって良かった」っていうのがあるんだな、というのが強く出てる役名だなと思いました。
誰が天草四郎でも良かった。


②あの時間軸での「天草四郎」の最期
お兄ちゃんが身代わりにされた話です。
(どこまで本当か知らないけど)天草四郎は、原城総攻撃後に幕府軍は死んでる一揆軍の中の誰が天草四郎なのか分からず母親に首実験して判明した、というエピソードはわりと有名だと思ってたので、ロザリオを根拠に「天草四郎だ!!!」ってなったのは微妙に釈然とせぬ...と思ったりしていました。
あのあと、あの子を首実験にかけたんだろうか。キャストは一緒だから母親は我が子と間違えたんだろうか。そんなことある??いっぱいいる同じ犬種の群れからうちの子を探し当てるのって一発でできるじゃないですか(ペット持ちにしか分からない表現ですまない)
いくら似てると言えども我が子を間違えるとかないでしょ。
なんかでもあの世界線にはもう四郎の母なんていなかったのかもしれないし、いたけどわざとお兄ちゃんに四郎のベールを被せて終わらせようとしたのかもしれませんね。


③えもさくのこと
この人もあんまり詳細が残ってない、からこそ自由に動かしたのかな~、どうなのかな~~。
でも、調べた印象だとえもさくは「巻き込まれてしまった」みたいなイメージなんですよね🤔パライソとキャラが全然違う。
えもさくがこんだけ(そもそもの史実材料が少ないけど)ブレてるし、天草四郎?も死んでしまってるあの世界線はそうとうブレッブレの世界だったんじゃないかと思ってしまう。
史実だと妻子を人質にとられてやむを得ず参加、みたいな感じだったけど妻子の話1ミリも出てこなかったし。あの世界線では鶴が言っていたようにえもさくが始まりだったと解釈して読んだほうが色々スッキリするな~というのが私の意見です。

ところで、これも去年「殺陣激ヤバキャストがいるよ!!!」と聞いていたので、やあやあこれは絶対に宮本武蔵!と思ってたのに全然違った、わろた。殺陣させてあげてくれよ。2部の殺陣マジ凄かったです!
宮本武蔵、一瞬会話の中で登場してましたね。「60戦無敗のそこそこ有名なおっちゃん」


・めちゃくちゃどうでもいい話
松平信綱、「伊豆守」とか「知恵伊豆」って呼ばれてたじゃないですか。アホなので「伊豆守」は「和泉守」と聞き間違えてたし、「知恵伊豆」はNHKの「知恵泉(ちえいず)」しか脳内漢字変換できなくて、「ちえいず????ちえいずって何?????ていうか知恵泉に元ネタあったの今知ったけど漢字がわからん!!!("いずのかみ"を"いずみのかみ"と聞き間違えているため)」ってなって一人で大混乱しました。それだけです~完~

刀ミュ 静かの海のパライソ 感想のようなもの

行ってきました!!!!!!



や、やーーー、やーーーーーーー、やばかったですね.........。

10/3のマチネ、配信は見ておらず、2020はチケット紙屑組です。
10/3も、凱旋しか手に入らず必死に一般で取った見切れ席なので、舞台の半分くらいは見えてない人の感想になりますのでご了承ください。
(個人的にはちゃんとした席で見れる機会が一回あるなら追いチケは見切れで全く問題ないと思いますよ!ミュの見切れ席って大抵「「舞台の真横」」なので距離はとにかく近い。舞台の奥とかは見えないので、初見見切れだと難易度高いことは今回学びましたが。。)



この先、ネタバレしかないです。
舞台の半分見えてないので変な感想もあるかもしれませんが、いったん自分の整理、ということで。
凱旋は普通の席なので、その後にまた何か書くかも。

めちゃくちゃ長いです。










やーーーー!!!やばかったですね!!!!!!
一年半、ネタバレ踏まないように気を付けてたものの「どうやら地獄らしい」という噂は聞いていて、なるほどなあっていう。
一部終わった直後の感想が「人類は愚か。推し刀達をこんなにも苦しめるなら人類は滅んだ方が良い」だったんですが……。二部があって助かったよ……。
見ながらずっとNHKで先月放送してた「100分で名著」を思い出していました。その名の通り名著を1ヶ月(25分×4回)かけて読み解いていく番組なんですが、先月の題材はル・ボンの「群集心理」でした。
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/113_gunsyushinri/index.html




今回の出陣メンバーを整理します。

鶴丸国永
ミュ本丸では古参。今回の出陣では隊長。
浦島「三日月宗近鶴丸国永はこの本丸を古くから支えてきたんだって!」
他のメンバーは鶴が選抜。主は出陣について悩んでいて選抜できず。
↑これ、出陣先が島原ってだけで嫌な戦いにしかならなそうだからかな?と思ってたんですが、多分この時点で今回の島原で何が起きそうで何を命じなければいけなくなるか、主と鶴は薄々察してたんでしょうね。

・松井江
時系列が歌合→パライソ→心覚、のはずなのでこの時点では顕現して間もない。
元主が島原の乱の幕府側にいたので刀剣男士の中で最も島原の乱に詳しい。
鶴「お前の知識が頼りだ」

豊前
口ぶりからすると歌合前に顕現。篭手よりは後。
江のりいだあ。
島原の乱の知識は無さそう...?「松にとって辛い想い出」くらいの認識はありそう。
実物は現在行方不明。前の主についての情報も少ない。
↑たびたび発言される「存在の不明確さ」はこれに基づいているのかな?
鶴「松井をよろしく頼む」

・大倶利伽羅
鶴とは伊達組。
三百年経験後。
島原の乱の知識がある。

・浦島虎徹
顕現した時点は不明。わりと新しいのかな?と個人的には考えてます。
島原の乱の知識が無い。

・日向正宗
顕現した時点不明。やっぱり新しそうな気はする。
島原の乱の知識が無い。
前の主の水野勝成島原の乱で幕府方にいたので、島原枠と思ってたんですが、記憶なかったですね。
日向の台詞から考えると、この時はもう水野ではなく紀州にいたのかな。
島原の乱の時の水野勝成ってもうおじいちゃんだもんね。


この出陣メンバーでなければいけなかった理由を考えます。
鶴は物語のキーなので。松井は当事者、豊前は松井を支えるため。大倶利伽羅は、これは多分、鶴が側にいてほしかったからかな~と思ってます。実際、鶴が本心を見せた(三日月のバカヤローーーー!!!!みたいなとことかその他諸々)時って大倶利伽羅と二人きりの時だけだったので。

で、必然性がよく分からないのが浦島と日向なんですよね。日向は前述のとおり、てっきり島原枠と思ってたのにそうじゃなかったっていう。浦島は「海」「竜宮城」というモチーフと「原城」「パライソ」がマッチするのは分かるんですけど、それはイメージの話じゃないですか。物語として今回出陣する必然性がまだ分からない……。
脚本から逆算すると「天草四郎」を務められる少年みのある刀、っていう点は満たしていて、浦島は兄が二振りいるから実装が待たれていたというのもあるけど……じゃあ日向は?ってなっちゃいますし。この点は課題として考えたいと思います。凱旋待機。


ここからは印象に残ったことをつらつら書きます。


鶴丸のこと
去年出ていた雑誌のインタビューなどで升吾くん(推しです)が「来夢はパライソの稽古で悩むことが多かったみたいで、よく相談に乗っていた」って話してたんですよね。2021のパンフを読むと複数人の証言があったりして、本当に苦しかったんだなあって。でも観たら「そりゃ苦しいわ」ってなりますよ、なりました。これは苦しいよ。こんなの抱えてたんですか君は、一年以上も!
すごく良い鶴丸になっていたと思います。凄みがあって、重さがあって。

今回、途中まで鶴がどんな気持ちなのか全然読めなくて、すっごいホラーだったんですよ。島原の乱の結末なんて下手したら小学生でも知ってる。何が待ってるか私たちは分かってて、それなのに一揆の数を増やし続ける刀剣男士のみんなが怖かった。
正確には「無知の怖さ」が怖かった、って感じかな?一揆の仲間集めをしている各刀剣男士のスタンスは、日向と浦島は何も知らなくて、ただ「仲間を増やすんだ!」としか思っていない。豊前は先を知らないようだけど微妙に違和感を覚えながら指示に従っている、伽羅ちゃんは先を知ってるからたんたんとこなす、松井は分かってるから関わろうとしない、という様子に見えました。
日向と浦島が本当に怖かった。日向は途中で「秀吉の末裔」と奉られ始めて違和感を覚え始めてたけど、浦島はギリギリまで気づいていなかった。伽羅ちゃんが「あまり関わるな」って忠告しようとしたけど、鶴に話をすりかえられてしまった。
みんなが集めた仲間は、全員死んでしまうんだよ?君たちは殺されるための人を一生懸命集めてるんだよ?そんな残酷なことある??それが任務だなんて馬鹿な話がある??
というようなことをずっと思ってて、それを先導している鶴が怖くて怖くて。でも全部観た今では鶴も「こんな馬鹿げた任務があってたまるか」って思ってたんだろうなと思います。鶴は多分最初からずっと怒ってたんだろうな、と。戦を始めたえもさくにも、加担した一揆衆にも、所々で感じられる三日月の気配にも、歴史を変える選択肢を取れない自分にも、何もかもに怒ってたんだろうな。

鶴の言動で印象に残ったシーンをピックアップです。

①えもさくが四郎の遺体を連れて逃げようとするのを「それはもうモノだ」と止める鶴
ビックリした。あおさくの鶴はそんなこと言わなさそうだし。そんなこと言ったら篭手に殴られますし。
でも、よくよく考えてみました。そのままえもさくに遺体を持ち帰らせたらどうなっていたか?
その遺体さえも利用されたのでは?聖遺物的な感じとか「四郎様を殺した幕府に復讐を!」とか。ありそうじゃないですか。
鶴は死んでもなおえもさくに利用されるのを防ごうとした、と考えると個人的にはしっくりきます。

②松井に「天草四郎の顔を知っているか?」って聞いて、松井が「知らない」って言うと「だよな!」って言う
刀剣男士の記憶には刀剣男士が介入できる、というのは「つはもの」で示されていて、それから「心覚」の最後の江のシーンもそのことを示しているのでは?と思っています。だから、鶴は松井の記憶が「自分の把握している“歴史”」なのか「刀剣男士(というかほぼ100%三日月)が介入している歴史」なのかを確認してたのかな?と。

③「戦を選んじまった時点で間違ってんだよ!!!!」
私の知ってる鶴だったーーーー!!!!と一気に安心したシーンです。
こことか、最後のほうで三日月(?)にブチギレしてるシーンとかを見てると、なんかこう明石が頭をよぎったりして。
明石は何か願いがあって頑張ってたけど挫けたことがある刀なのかなと思ってまして。挫けてた頃の明石(あおさく初期)を鶴は揶揄していたりしたけど、ミュ明石はもう一押しで殻破りそうな気がしてるので、破ったら鶴はすごく気に入ってくれるんじゃないかな~~~。
明石は三日月と不穏な感じでしたしね、音曲祭で。(鶴と三日月の話は後述します)

④浦島が蓑おどりについて語っているときに「それ、見たのか?」と尋ねる
これはね~~~~、さりげないシーンだけど色んな意味が込められてて、鶴の信念も感じられてとっても好きだしドキッとしました。

⑤えもさくに「お前の意見は聞いていない」と冷たく言い放つ
鶴~~~~~!!!!!えもさくのこと大嫌いだな!!!!!すごく人間ぽくて好きだし、ここからも鶴の信念が感じられる。



・鶴と三日月と新選組
鶴のことを考えたいなら「あおさく」と「パライソ」。三日月のことを考えたいなら「あつかし(巴里)」と「つはもの」(+心覚)。
残りは「三百年」「天狼傳」「むすはじ」。「三百年」は「あつかし(三日月)」と「あおさく(鶴)」を繋げるような位置にいて、残りの2作は新選組が柱になっている。team新選組(withはっち&巴)が他のチームと違うのは、仲間意識がめちゃくちゃ強いことだと思うんですよ。
パライソ見てて何度「あ~~~~~!!!はっちがこの場にいれば一人で抱えてる鶴をぶん殴ってるのに!!!!!ぶん殴ってしまえ!!!!」と思ったことか…!
でも今回、伽羅ちゃんが精神的に支えてくれて、「江のリーダー」である豊前ともリーダーの苦しみみたいのを分かち合って、鶴は一人で抱え込まないことになんとか成功してたので許すとします。豊前に非難されると身構えてたのにお礼を言われたときの鶴の顔見た????呆けた顔して、ちょっとずつ笑顔になっていったんですよ!豊前を見くびってもらっちゃあ困りますよワハハハ
三日月はダメですね~~~。小狐が何度も窘めているのに…。
鶴と三日月って、うっかりするとvsで考えちゃいますけど、二人とも願いは一緒だと思うんですよね。(願いが何かはわかんないけど)
鶴は「結果が出るんだったら行程はどうでもいい」みたいなこと言いますけど、それって三日月の「歴史は川の流れ」と結局言ってること一緒では??でも鶴は三日月とは違うやりかたで自分の願いを叶えたいんだろうな。
三日月のやりかたっていうのは「歴史上哀しい役割を背負わされている人間に物部という役割を与える」ってことで、いいのかな…?物部、気に食わない感じでしたよね、鶴。
このあたりは凱旋までに過去作とかも見てじっくり考えます。


・大倶利伽羅の話
伽羅ちゃんが島原の乱の知識があるのは何故なのか?という話。いくつか切り口はありそうなので一つの考え方として。
刀剣男士が一揆の仲間を集めているシーンが、先を知っているから怖かったという話をしました。この感覚は2回目で、1回目は「三百年」を観たときなんです。三百年は友人主催の刀ミュ布教鑑賞会で円盤で初めて見たんですけど、それを見る1週間前にNHK(またかい)の知恵泉って番組で「徳川家康の子育てに学ぶ!」という回を見ていて、信康が殺されることを知っていたので、「え?こんなに交流深めててどうする気なの?え???」ってビクビクしてたんですよね。知恵泉、たまにBGMにとうらぶ近侍曲流れたりするのでおすすめです。

話を戻して。三百年の時も同じ事があったということです。そのときの伽羅ちゃんは将来を知らなかったから石切丸を助けられなかった。きっとそのことを後悔してた。だから今回は出陣先の出来事をちゃんと調べていたんじゃないかな、と。伽羅ちゃん、歌合のときの畑といい今回といい、ちゃんと前に進んでますよね。台詞は少ないけど、存在感とか成長とかそういったものがズンと感じられて今回の伽羅ちゃんめっっっちゃ良かったです。


・演出の話
めっちゃミュージカルでしたね、ビックリした。
刀剣男士以外が歌うようになったのは「むすはじ」からですけど、それでも名前のついた役の人が歌ってたじゃないですか。(コーラスのモブはいるけど)パライソ、モブのソロから始まる。本当にビックリした。ミュージカルになってる……。
(追記)これ、モブじゃなくてえもさくだったらしいですね!見えなかったので!許して

一揆軍?の人たちがわらわら集まってきて、歌って、というシーン、たくさんあったけれど、その歌の終わるときのポーズとかさあ、(レミゼで見たことあるーーーー!!!!!)って思いましたもん。レミゼの民衆の歌か???って思ってたらパンフに丸っと同じこと書いてあって笑っちゃった。ですよね。


・時間遡行軍
やー!今回ほぼ出番なかったデスネ!!!実際は時間遡行軍ちょいちょい襲いに来てたのかもしれないけど、今回のテーマはそこじゃないってことですよね。
心覚では「名もなき人々」をあれだけ尊く書いてくれたのに今回はこんなにも愚かでむなしい存在で書かれていて、脚本が容赦なさすぎて深く深く傷つきましたとも……。本当はパライソを先に見せる予定だったのかと思うと尚更。まあでもパライソを先に見れてたら心覚は存在していなかった可能性が高いのでifを語るほど意味のないこともないですね。



とりあえず思ったことバー―ッと書いてみました。他にも思い出すこととか沢山あると思うので、それなりの量になりそうだったら新しい記事でまた書こうかな、と思います。
視界半分でこれなので、全開で観たらどうなってしまうのか恐ろしいな。心の準備をしておきます。