おいしいプリンが食べたい

おた活の感想などを書きます

黒ステ ULTIMATE BLAZE感想

黒ステ大千秋楽のライビュに行って、史上最高に泣いて翌朝目が腫れたりして、未だに熱が治まらないので感想を書きます。

黒ステ1と3は現地、2は観れず(円盤も見れてないです)、4はライビュです。チケット全然ご用意されなくてですね...こんなに黒子のバスケのことが好きなのに世の中は理不尽。

黒バスが終わることが寂しすぎて、LAST GAMEもEXTRA GAMEも手を出せず、原作も完結してから読み直しができてないので、原作の記憶曖昧状態で観に行っており、初見マンみたいな感想などなど多々あると思いますがご容赦ください!
本当に全員好きで海みたいな感情ですが、笠松幸男を死ぬほど尊敬しています。



以下ネタバレたっぷり感想!!!
とても長い。










なるべく時系列で書くように努力はしています。


★1部

思いきって3部構成にしたことがまず素晴らしいですよ!!!あんまり作品情報確認せずではあったんですけど、どうやら秀徳戦も海常戦もあるみたいなのに最後までどうやってやりきるのかやや疑問だったんですけど、構成すごい上手かったですね!!

・OP
OPから泣いた。キャラが動いてるよ~~~~;;;;っていうのとか、これで最後なんだとか、黒子のバスケと私、みたいな、走馬灯が。
Can Doなのがズルいですよね...。アニメ主題歌が決まったときの感動とか、一話をTVの前でスタンバって見てたこととかいっぱいいっぱい思い出してしまう。黒子のバスケは人生......。
黒ステ1の時もOPの音楽とダンスでめちゃめちゃテンション上がったなあ。
リコちゃんが踊るとスカートがヒラってなって、すっごいかわいい!!
最近観に行く2.5は女の子ほとんど出てないので、女の子出てるだけでほあ~~って思ってしまう。リコちゃんも桃ちゃんも大好きだよ~。


・vs灰崎
灰崎くんめっちゃ灰崎くんでしたね!?!?ビジュアル及び仕草1億点満点!!いきなりEDの話であれなんですけど、EDでバッシュ捨てられない演出、ああいうのされると灰崎のこともっと知りたい!と思ってしまう。今は荒れまくってるけど、でもバスケが出来るってことはバスケが好きだったはずだもんね。

全体を通して思ったことですが、黒子のバスケに出てくる子達って、みんなバスケが好きでたまらないのにそのことを自覚できてなかったり、忘れちゃったりしている子が「自分はバスケが大好きなんだ!」って再確認する話になってて、各キャラが「バスケ大好き!」って気づいた瞬間に大感動してしまうんだなあ。

最初から笠松先輩いっぱい見れておおはしゃぎでした。ビジュアルが良すぎ...。顔がいいとかそういうことではなく(顔もいいんだけど)、なんかもう髪の毛から爪先まで全てが良すぎて言葉にならない。
あのハイソックス?最高すぎると呟いたらバスケ部の後輩に「サポーターですね」って解説いただきました。サポーター!!!後輩によると走る量が多いポジションの選手がつけてることが多いらしく、、へええええ!!いっぱい走って司令塔してるん...好き......。

なかなかのスピーディー展開だったので、アドリブできる箇所とかそんなになかったろうに適宜的確なツッコミを入れている幸男笠松~~~~。う~~~~。ウザがっても決して無視はしない、優しい、好き。

あとは黄瀬まりおくんがやっぱり!すごくて!!黒ステ1を見たときは、(私が)刀ミュデビュー前だったから「コルステ1stの律くんかあ」としか思ってなくて(コルステ4thまだですか)、それ以来の黄瀬まりおくんだったから!なんかもう、黒ステ1から今までで培った経験を全部糧にして演技してくれてるように感じてとっても嬉しかった!!目力とか!!まりおくんが黄瀬で本当に良かった!ありがとう!!


・洛山vs秀徳
ラストに全部持っていかれたので大体覚えてない。ごめん。
見ていて、緑間って努力型天才だったな~って思い出しました。口調がお師さんだし努力型天才なのもお師さんだから、お師さん大好きマンは共通点に気づきにわかに焦りましたね。え、緑間最高じゃん......。
高尾との出会いの話も!!ハイキューじゃん!!高尾主人公じゃんヒョエエエエ
二人のこともっと考えたい......。

黒子のバスケ、キャラ一人一人にきちんと背景がついてて素晴らしすぎる。もっと深い話をしてほしかったよ!!というか原作読んでた頃の自分は何をしていたのか!?まあ、あの時はあの時の全力をかけて楽しんでいたんだけどね。

こういう風に少し俯瞰しながら全体を見れるのも2.5ならではだなって常々思ってますが、それにしたって今回は気付くことが多すぎて、「2.5は物語を俯瞰しながら見れる」以上に、年月の経過が影響してるんだなあと思いました。昔好きだった小説を今読むと新しい発見がいっぱい、みたいなやつです。

緑間、真面目だから、敗北を経験して仲間に頼ることを知って、一人じゃ無理でも仲間となら叶えられるって本気で思って高尾との連携技編み出したのかと思うと、その素直さにおばあちゃん涙止まらないです;;;;
誠凛の試合観戦の時に「不撓不屈」って書いてあるダルマ持ってるの見てひっくり返っちゃったよ;;けなげ;;;;仲間を超大切にする秀徳3年緑間真太郎バスケ部主将の図が見えた。


あと、ラスト、ラストまじでヤバヤバのヤバ......。真ちゃんはもちろん、高尾が...高尾の泣きの表現最高すぎてこちらも死ぬほど泣いてしまったよ。退場するとき、割れんばかりの拍手で、ライビュ会場もみんな拍手してて、そこにはスクリーンとかそういうの無くて、確かに会場にいた、って感じで、そういう感動もあったし、ここにいる人達はみんな真剣に黒ステを楽しんでるんだなって感じられてさらに泣きました。
幕間で隣の友人と感想を言い合うも、お互い涙で声が震えており、黒ステを10000%楽しんでるおたくって感じで笑った。



★2部

1部と2部の切り方神がかってましたね~~~~。
秀徳戦で心がぐちゃぐちゃになってからの、音楽のすごい切り替え&荻原くんの∞スマイルで締め!!

・荻原くん
荻原くん、めーーーっちゃ笑顔が素敵!!!!笑顔が素敵なのは大変良いことです!!!!
この子が黒子にバスケの楽しさを教えてくれたんだな~って説得力がすごかった。あんなにニコニコして教えてくれたら好きになってしまうよ。

門中で全然才能無くても頑張れたのは半分くらい荻原くんのおかげだね。あと半分はキセキのみんなと桃ちゃん。あと虹村先輩もかな・・・?
黒ステ見るまで黒子のバスケがこんなにも最高なこと忘れていたので(愚者)、2部見ながらリーディング先行上映行かなかったことすごい後悔しました。


・帝光編
1部と2部見ていて、赤司と緑間の関係性もなかなか面白いな~と思いまして。部長副部長でうまくいってるように見えて、緑間の言葉が赤司に昔から全然届いてなくて今も届いていない感じなところが。
僕司の時はまだ届いてたのかな?記憶が曖昧ですみません。

原作読んでるときから、帝光時代、どうしてたらみんなはうまくいったんだろうって考えていて、でも全然正解が分からなくて、今回も正解は分からなかった。原作読み込んで考えてみたいところです。

黒子のバスケってそういう風に私にとって「正解が分からない問い」がたびたび出てきて、答えを見せてくれたり、見せてくれなかったり、見せてくれてるけど私が気づけていなかったりって感じで、そういうところがすごく好きです。
個人的に好きなのは、むっくんの「バスケなんて背の高いやつが強いのに~」ってやつですね。「そういうこと言わせちゃうんだ!!」って思って。他にもいろいろ、好きな台詞が山ほどあります。


話飛び飛びで申し訳ないですが、キセキのみんながバラバラになり始めた頃に桃ちゃんが黒子に「みんなずっと一緒だよね?」って聞いて黒子が「ずっと一緒です」って答えるところ!!!あそこあまりにも黒子が女の子の気持ち分かりすぎてて大大大感動でした!!!!
黒子は多分もうダメかもしれないと思っていたのに、事実を告げるんじゃなくて桃ちゃんの気持ちを考えて、桃ちゃんが求めてる答えを言ってあげたわけですよ。

よく女子は相槌打ってほしいだけなのに男子はマジレスするからあかん、っていうじゃないですか~。黒子はちゃんと考えられるんですよね、なんてすごい子!!そして黒子にそういうこと言わせられた藤巻先生も本当にすごいです。お悩み相談所開設できます!!!


あ、あともうひとつ、黒子のバスケの好きなところ!
帝光編の話が終わったあとに、誠凛メンバーが「話が長いわ!!!!」って総ツッコミするところ。その他にもポエマー青峰にドン引きする桃ちゃんとか、ポエマー火神にドン引きする誠凛のみんなとかとか、そういう少しメタっぽいシーンがたまに入るところ、すごく好きです。
思わず藤巻先生もツッコミを入れざるをえなかった、みたいなのが感じられて。




★3部
海常戦来てしまう、死ぬ、って怯えまくって3部が始まる。

・青峰のバッシュあげる
このシーンこの辺だったような...?違ったらすみません。
ここ、あまりにも世界がかわいいで満ちていて大変だった。
負けたあとの青峰、「憑き物が落ちた」って表現がピッタリなレベルでリラックスした顔しててこっちも安心する。これからもその調子で時々ポエム作って生きてください。

めっちゃどうでもいいけど、青峰の私服高そう。



・誠凛vs海常
海常って、キセキがいる学校のなかで一番誠凛と付き合いが長くて、キセキからの黒子への敵意もないから、なんか兄弟みたいだなって思ってるんですよね。
お互い尊敬しあってて、いい刺激を与えあっていて、試合するときも勝ち負けはもちろんすごい重要なんだけど、それ以上に「楽しい」って思ってるんだろうな~ってニコニコしてしまう。

あんスタおたとして表現すると、この試合はDDDのトリスタvsらびだなあ、って。あの試合、小説では「天国」って例えられていて(対のfine vsアンデが「地獄」と例えられてる)、まさにそれ!!!って思いました。
お互い勝つために必死だから「楽しい」という表現は似つかわしくないのかもしれないけど、バスケを全力で楽しんでる試合に見えたな~。


だからこそ黄瀬の怪我がすごく悔しく思えちゃうわけですが。
でも、我らが笠松キャプテンの黄瀬への言葉が最高オブ最高なんですよね~~~~(˘ω˘)
なんでそんなかっこいいの????わけが分からん。
「そういう展開にした時点でお前の負け」って!!!!そういう、そういうこと言う...かっこ良すぎる...座右の銘にします。

幸男笠松は、海常バスケ部として行動してるとき、いつだって「笠松幸男」ではなく「海常バスケ部キャプテン」として行動するんですよね。
試合終了したときにこそっと涙を拭って、整列だって黄瀬を迎えにいったところちゃんと見てたよ!!きみはそういうところ!!
役割を演じることがうますぎる。元々の気質もあいまって人を育てることもうますぎる。黄瀬をキセキの世代ではなく「高校一年生の黄瀬涼太」として扱えたからこそ、黄瀬はあそこまで成長出来たんですよね。ありがとう。
なにかと適当な印象を受けるし、実際そうだった黄瀬がバスケのことを本気で好きになれたって嬉しそうに話してるときの笑顔、あまりにも輝いていておばあちゃんは泣いた。
おばあちゃんだからまたEDの話するけど、EDのみんなで楽しそうにバスケしてる演出、神では????神です。ありがとう黒ステ。


・vs洛山
記憶がどんどん失われていくので覚えてる範囲で!

とにもかくにも赤司くんがすごかった。やっぱりあの、俺司と僕司が戦うところ、ステージ上に一人なのに、一人で二人を表現しきっていて、本当に演劇として、とても素晴らしかったです。
この辺り、原作の記憶も曖昧だったので「みんなとバスケをし続けたくて俺司を生み出してしまった」ってやつヤバすぎて号泣でした。バスケ大好きじゃん;;;;
最後になって円陣組むようになる洛山も、ズルすぎる;;泣くことしかできない;;;;

赤司はこれから洛山高校バスケ部を、五将のみんなと黛に見守られながら作っていくんだなって思って、これは他のキセキの子にも言えることだけど、今回黒ステを見て「キセキの子達って高校一年生なんだな」って色んなところで思ったんですよね。
何言ってんだって感じですが、今まで、原作読んでるときも、キセキのずば抜けた能力にばっかり目がいってたんですが、それ以前に彼らはまだ高校一年生なんですよね。一年前は中学生だった。精神的に未熟で当たり前。
そういうことが先輩たちは分かっているから、彼らが間違えたことをしても根気強く付き合って導いてくれるんだな~って!新生洛山の話が読みたすぎる。


・第二のゾーンの話
これ最高だったなって......。何回も思い返しては最高すぎて天を仰いでる。
ゾーンには第二の扉があって、その前には門番のような恐ろしさを感じる人影がいて近づけない。その人影は門番じゃなくて、一緒に扉を開けてくれる仲間だった、ってことですけど!!あの!!恐ろしさを感じる存在が仲間だったっていうのが!すごすぎる設定!と思っています!!!

仲間と共に戦えば更なる高みへ行ける、って話だとは思うんですけど真に「仲間と戦う」ってすごく難しいことだと思うんですよね。
仲間と戦うってことは仲間に背中を預けるってことで、それは「結果」が自分のコントロール下から無くなってしまうということじゃないですか。ゾーンは才能ある人が辿り着く境地、才能があると大抵のことは自分一人でやってしまいがち。その方が確実だし早いから。でもそれではダメで、自分より能力の劣る人に仕事を分け与えないといけない。それってすごく怖いこと。よっぽど相手を信頼してないと無理。
「仲間を信じる勇気」を「ゾーンの恐ろしげな門番」に例えてるのがすごすぎ...て思いました。


・コガ
コガが「全力で練習してきたから後悔はないけど、もっとバスケ上手くなっていたかった」って後悔してないけど、しても仕方ない後悔をしてしまうっていうシーンがすごく良かった。
そういうこと日々あるじゃん...。ちゃんとやりきってる、全力を尽くしてるから「もっと○○しておけば」なんて思わないけど、それでも・・・!って思ってしまうことが。
その気持ちはもう自分でなんとかするしかないんだけど、そういう私では上手く言語化できない感情を的確に表現していてすごいな!って思ったって話です。


・ED
何もかもが最高だった。最後の構図もすごい良かった。「バスケが大好き」っていうのが10000%伝わってくる構図だった。
黒子のバスケ永遠に大好き。



これくらいかな?
あとカテコで太陽くんがずーーーっとむっくんだったこととか、幸男笠松は出てくるたびにBGMのCan Do口ずさんでて「流石趣味ギター」って思ったり、お手振りめちゃくちゃ控えめで「女子苦手設定!!!!!」ってはしゃいだりしたこととか書いておきます。

黒ステ4を見て、改めて自分にとってこの作品が意味分からないくらい大切な作品だって再確認できて本当に良かったです。
関わったすべての皆様に感謝!